スロヴェニア・クロアチア添乗徒然4
成田到着。普段はカウンターへ直行するのだが、今日は遅い便にも関わらず、少し早く到着したため、「腹が減っては戦は出来ぬ」という金言を思い出した。軽食屋へ直行し、掻き揚げうどんを注文。出てきた丼を前に箸を割ったその時、宮澤さんから電話が入った。ちょっとトラブルがあるので至急カウンターに来て欲しいとの事。熱々の掻き揚げうどんを前に「すぐ行く」との即答はなかなか声にならなかったが、二口ぐらい頬張って、カウンターへ急行。
話を聞いてみるとトラブルは幸か不幸か私のツアーではなく、ドイツのツアーの便が当日欠航が決定したため、第2ターミナルに向かわなければならないので、一人で受付をして欲しいとの事だった。久しぶりのツアーでちょっと不安はあったが、男たるものそこは見栄で「任しとけ。」と力強く了解。 そして集合時間30分前前後からお客様が登場し始めた。本来ここで顔と名前を一致させるのだが、最近記憶力に翳りがでてきたせいか、或いは久しぶりに人数が多かったためか、今回は結局飛行機の中で座席表と見比べた時点まで時間を要した。一度受付を済ませたお客様には再集合の時刻を告げる。再集合時に全員揃ってから、挨拶や今後の流れについてご案内するのである。
ここで初めて全員のお客様と相対することになるので、出発日のハイライトである。ここで私もいつも吹っ切れる。何から吹っ切れるのかと言えば、「添乗ブルー」。「添乗ブルー」は、「マリッジブルー」に似ていて、目前に迫った添乗の様々なプレッシャーによって、急に不安に駆られる現象。私の場合は毎回出発の2~1日前に訪れる。添乗そのものでなく、内勤業務のあれこれの段取りにも追われ、あれもやらなきゃこれもやらなきゃと動じるのだが、この再集合の段階になると、「待ったなし」で妙に吹っ切れるのである。
そして遂に出国、ツアー開始だ。
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