2007年6月 9日 (土)

スロヴェニア・クロアチア添乗徒然4

Airport_ishii いよいよ出発日。添乗員の朝はお客様のそれより早い。今回のツアーでは幸いに14:00発の飛行機であったので、普段と比べれば遅い出発で済む。センダー(空港見送りの社員)は年長の宮澤さんであった。私の前に村上さんのドイツのツアーの見送りをするため、先に空港に行っている。私も自宅出発時に「ちゃんと出発してますよ」コールを入れ、緊張した面持ちで成田へ向かう。

成田到着。普段はカウンターへ直行するのだが、今日は遅い便にも関わらず、少し早く到着したため、「腹が減っては戦は出来ぬ」という金言を思い出した。軽食屋へ直行し、掻き揚げうどんを注文。出てきた丼を前に箸を割ったその時、宮澤さんから電話が入った。ちょっとトラブルがあるので至急カウンターに来て欲しいとの事。熱々の掻き揚げうどんを前に「すぐ行く」との即答はなかなか声にならなかったが、二口ぐらい頬張って、カウンターへ急行。

話を聞いてみるとトラブルは幸か不幸か私のツアーではなく、ドイツのツアーの便が当日欠航が決定したため、第2ターミナルに向かわなければならないので、一人で受付をして欲しいとの事だった。久しぶりのツアーでちょっと不安はあったが、男たるものそこは見栄で「任しとけ。」と力強く了解。 そして集合時間30分前前後からお客様が登場し始めた。本来ここで顔と名前を一致させるのだが、最近記憶力に翳りがでてきたせいか、或いは久しぶりに人数が多かったためか、今回は結局飛行機の中で座席表と見比べた時点まで時間を要した。一度受付を済ませたお客様には再集合の時刻を告げる。再集合時に全員揃ってから、挨拶や今後の流れについてご案内するのである。

ここで初めて全員のお客様と相対することになるので、出発日のハイライトである。ここで私もいつも吹っ切れる。何から吹っ切れるのかと言えば、「添乗ブルー」。「添乗ブルー」は、「マリッジブルー」に似ていて、目前に迫った添乗の様々なプレッシャーによって、急に不安に駆られる現象。私の場合は毎回出発の2~1日前に訪れる。添乗そのものでなく、内勤業務のあれこれの段取りにも追われ、あれもやらなきゃこれもやらなきゃと動じるのだが、この再集合の段階になると、「待ったなし」で妙に吹っ切れるのである。

そして遂に出国、ツアー開始だ。

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