2007年9月 8日 (土)

クリスマス(転結)

(昨日の続き)

オーベルンドルフ「聖夜の礼拝堂」オーストリア西部、ドイツ国境にも程近いところにオーベルンドルフという小さな町があります。1818年のクリスマスイブ、ミサの準備中に事もあろうにこの町の教会のオルガンが壊れてしまいました。途方に暮れた責任者のモール副司教は思案を巡らし、友人で音楽の才があったグルーバーに彼のギターで演奏できるクリスマスキャロルを作曲してくれないかと依頼した。

時間との戦いに苦慮しながらも、モールの詩にグルーバーがクリスマスらしいメロディを付け、見事に曲が完成した。クリスマスのミサに訪れた人々は、オルガンではなく、ギターでの演奏に驚いたようだ。日本流に言えば、年越しの際に除夜の鐘の替わりに三味線が弾かれているようなものだろう。しかし、その曲の素晴らしさにいつしか惹きこまれ、無事にクリスマスのミサは幕を閉じた。この曲こそ、今世界中で親しまれている「聖し、この夜」。日本の街中でも耳にしますね。

オーベルンドルフの教会はその後、洪水によって損傷を受け、建て替えられました。今その場所には、「聖夜の礼拝堂」という建物が立っていて、毎年クリスマス・イブには「聖しこの夜」が奏でられる。この曲英名は「Silent Night=静かな夜」だが、文字通りひっそりと佇むオーストリアの小さな村で聞く調べは胸に迫る物があります。

イルミネーションやクリスマス市を楽しみながら、オーベルンドルフを目指すへ出てみませんか。街中やカラオケだけでは、味気ない・・・。

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