2008年2月19日 (火)

タコスの誇り

Tacoderio 今日は、久しぶりに昼食時に麹町方面に出かけた。目的は、天ぷらそばである。以前まではあまり食べなかった日本そばだが、最近七味唐辛子の味に熱くなり始めていて、朝からその事で頭が一杯であった。その道中半ば、以前気に入っていたパスタ屋があった通りをたまたま覗いてみたら、「MEXICAN FOOD」という看板が目に飛び込んできた。天ぷらそばはどこへ行ったのか、迷う間もなく、その店に吸い込まれていった。

注文はタコライスセットと単品のミートタコス。タコスは具も多く、味は申し分なかった。タコライスもチーズがもっと欲しい気分であったが、トッピングも可能であったので、次回はそれで決まりだ。

Tacos さて、タコスと言えばメキシコ料理だが、特に西部を中心にアメリカでも広く食されている。ちなみにタコライスは日本生まれの料理で、沖縄駐留の米軍が持込んだタコス文化を日本風にアレンジしたのが始まりだ。タコスの皮は、トルティーヤと呼ばれていて、原料は基本的にとうもろこし。揚げた固いトルティーヤ(ハード)と薄く焼いた柔らかいトルティーヤ(ソフト)の二種類の皮があるが、前者はアメリカの亜流、後者はメキシコの本流である。しかし、アメリカ文化の浸透で、メキシコでもハードを出す店も少なくない。私自身個人的にアは歯応えのある前者が好きなのだが、この話を聞いてから、ソフト中心に切り替えた。

とうもろこしは、メキシコにおける最も重要な穀物で、マヤ文明の時代から栽培されていた事が確認されている。ある意味栽培されていただけではなく、紀元後4世紀頃からスペイン人達がやってくる16世紀まで、マヤ・アステカの両文明を支えたと言っても過言ではないだろう。滅びた文明と言うのは考古学的ロマンをくすぐるが、メキシコからグアテマラ、ホンジュラス、ベリーズに広がる各地の史跡を見て回ると、かつての栄華とその高度な天文術に、何故寡兵のスペイン人の刃の前にあっけなく滅び去ってしまったのかと疑問に思うこともしばしば。

それでも歴史は歴史、その事実がひっくり返る事はないが、せめてタコスはアメリカ生まれのハードトルティーヤの前にソフトトルティーヤがあっけなく滅びさる事だけは避けたい。コンキスタドールのコルテスには一笑に付されそうな事だが、私はまたタコデリオのソフトトルティーヤを食べるだろう。もちろん明日の天ぷらそばの後の話だが・・・。

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