商店街、市場
先日帰宅途中、気が向いてふらっと武蔵小山で途中下車した。準地元ネタで恐縮だが、武蔵小山は、アーケード街の商店街パルムで知られる町だ。アーケード街の商店街はどこにでもありそうだが、このパルムは全長約800mにも及ぶ長さで、都内(及び関東?)では一番の長さを誇る商店街。大型スーパーに押されつつある商店街文化を満喫できる貴重な場所だ。
特に目的もなかったのだが、ぶらぶらお店をひやかしながら、商店街を往復した。様々な商品を取り扱うお店も多種多様、売る人も買う人も無機質な量販店にはない、有機的な会話(或いは値段の攻防?)を繰り広げている。何となく心が和む風景。
以前からあったのか記憶にないが、現在のパルムは、長さ800mの両端に何故か焼き鳥屋がある。スタンド型の昔ながらの焼き鳥屋で、無造作に置いてある串を好き勝手に取って、たれに付けて食べる。串を約煙や匂いも心地良い。ターミナル駅や流行地域の大型ショッピングモールの整えられた形態には利点もあると思うが、個人的にはやはりこうした雑然とした昔ながらの商店街の方が好きだ。
さて、海外に目を転じてみても同じ事が言えるかもしれない。パリで言えば、市の中心に位置する煌びやかなギャラリー・ラファイエットよりも、生活臭が漂うちょっと外れのダゲール通り辺りの方が味わい深い。今回そんな世界の商店街や市場を集めた特集「世界の市場」を公開した。インターネット上で、ぶらり散策してみてはいかがだろうか。いくつか改善点があって、次回同様の物を作る時は進化させられそうだが、現在の物でも、予算と技術がふんだんにかけられた大企業のフラッシュにはない、生活臭漂う手作り感が味わえるかもしれない・・・。
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