世界の湯から~ブルーラグーン(アイスランド)~
ツアーで訪れる温泉は、ブルーラグーンと呼ばれる人工の温泉。先に紹介したタバコンリゾートやヘヴィーズ湖はほとんど自然のままであったが、アイスランドの温泉は高温であるため、人の手を加えないと到底入浴できないところが多い。しかし、そのおかげで70度の源泉が37~39度ぐらいに常時保たれている。(なんとコンピュータ制御で)
アイスランドの大地には鉱物も豊富なので、地元では昔から湯治で訪れる人が多かったが、近年は海外から訪れる湯治客も増えている。ブルーラグーンは特にアトピーや湿疹などの皮膚病治療の効能があるらしい。湯の色は青がかった乳白色なので、のんびり浸かっていると、日本の温泉に来ているような気分になる。ところどころ煙が上がっているのも、日本の一部温泉地の地獄を連想させて、ますますその気になる。水着を着けなくてよければ、なおくつろげるのだろうが・・・。
ところで、アイスランドではもうひとつ温泉を紹介したい。ネイチャー・バスと呼ばれている別の露天風呂だ。北部のミーヴァトン地方に位置する。ブルー・ラグーンと比べると規模は小さく、お湯はブルーのそれとほぼ同じような乳白色。実はこの露天風呂には、基本的に秋(9月)のツアーでしか立ち寄らない。しかも、かなり冷え込む秋の夜にだ。周囲は大自然に囲まれているので、ほとんど光がなく、暗闇が支配的なのだ。何を好き好んでそんな時に入浴しに行くのかと言えば、これが「出るのだ」。
もちろんお化けではなく、たまに秋にここで出現する事があるのが、オーロラだ。もちろんオーロラが出なくても、満天の星は美しい。ゆっくりお湯に浸かりながら、星を楽しみ、あわよくばオーロラも観賞できる。嗚呼、極楽かな。今日もいい湯だ・・・。
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