さくら、さくら~クライストチャーチ~
先々週から先週にかけて、このブログでは温泉を綴るかたわら、外では花見に出かけていた。元々あまり花見を好んでするような事はなかったが、今年は仕事をしている暇もないぐらい?で、様々な場所で計5回花見をした。私はユーラシア旅行社のツアーの中でも、自然を巡るツアーよりも史跡や町を巡るのが好きだ。いわゆる「花より単語」派(派閥を形成するに足りる同士が存在するかどうかは不明)なのだが、たまたま一人で場所取りをしている時間があったため、まじまじとこの花をずっと見つめる時間が出来た。率直に言って、美しいの一言だ。そのまま寝入ったが、場所取りも捨てた物ではないという感想だ。
さて、日本で美しい桜ですが、海外ではどうだろうか。アメリカのニューヨークやワシントンの桜の話は聞いた事がある人もいるかもしれないが、今日は穴場を紹介したい。
南半球に位置するニュージーランド南島のクライストチャーチの桜だ。人口密度の低いニュージーランドは、都市と言っても最大のオークランドを除けば、高層ビルもなく、都市部にも昔ながらの風情や緑を濃く残しているこじんまりとした町が多い。クライストチャーチも例外ではなく、「ガーデン・シティ」というあだ名が付けられるくらい一年を通して手入れされた自然にも触れる事ができる。そのクライストチャーチの中にある桜の名所が、市の西部にあるハグレー公園だ。
ハグレー公園は園内を流れるエイボン川(語源はもちろんシェイクスピアの故郷を流れていた川)とその川の上を往くパンティングというゴンドラのようなクルーズで知られているが9月には数多くの花が咲き、ちょっとしたキューケンホフ公園(チューリップは多くないが・・・)のような様相を呈する。そして肝心の桜はと言えば、特に公園北部の並木が有名だ。海外の桜は日本の桜と種類が異なる事も多いが、ハグレー公園の桜はソメイヨシノが多いので、日本人に馴染み深い桜の姿を観賞する事ができる。並木以外にも園内各地で咲いているので、地上の花々と一緒に花見も可能だ。新たにツアーも発表したので、是非ご覧になって下さい。
季節は日本と正反対だが、それだけにおつな季節外れのお花見となるかもしれない。公園は美しくて静か。「花より団子」派には恐縮だが、屋台のような物はない、お酒もない、もちろん場所取りしながら寝ているような人もいない・・・。
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