カルロビ・バリ
さて、昨日紹介したチェコの飲める噴水がある町は、プラハから西に約向かった100km、ドイツとの国境にも近いカルロビ・バリという町だ。13世紀頃に成立したこの町の名前は、当時の神聖ローマ帝国皇帝であり、この町の発展に大きく貢献したカール4世に由来している。この町には温泉が沸く。昨日の記事の最後でハッとした理由は、「世界の湯から」シリーズにこの町を入れれば良かったと思ったからである。
最近旅行の行き先としても順調に数字を伸ばしているチェコだが、まだまだプラハだけを見てチェコを去るツアーも少なくない。しかし小さな国とは言えど、チェコにもプラハ以外の見ておきたい町はたくさんある。カルロビ・バリもその一つだ。
上の写真(少々暗いが)にあるように、町並みはカラフルなパステル調のベル・エポック風。人口5万人のこじんまりとした町で、ドイツに近いせいもあってか、どこかドイツのバーデン・バーデンを思わせる雰囲気がある。その町中に飲める噴水がある建物がある。正確に言えば、飲めるのは噴水では温泉だが。
実はカルロビ・バリの温泉は、浸かるよりも飲む温泉なのだ。19世紀にヨーロッパの社交界で大きな注目を浴び、以来多くの観光客が訪れるようになった。泉質は良く分からないが、内蔵にいいらしい。特に肝臓に効くと言われている。口に含むと、なんとも言えない口当たりがあるのだが、良薬口に苦しである、きっと体には良いのだろう。
ところで、この温泉を飲むのにコップを利用するのだが、当然ながら旅行にコップを持参する人はあまりいないので、カルロビ・バリではコップの需要が高まり、いつの間にか名物の一つとなった。町中のお店でもよく見かける。コップは陶製が多いので、いわゆる有名なボヘミアングラスとは異なるが、なかなか凝った装飾のものからシンプルでかわいらしいものまでたくさんあるので、もし機会があれば、飲む温泉は是非マイカップといきたい。町中を歩いているとコップを手にぶらぶら歩いている人もよく見かける。他の国と回るツアーでは難しいかもしれないが、カルロビ・バリに泊まるツアー(2008年現在)もあるので、そんな時はちょっと洒落た服装に身を包んでコップ片手に町をふらついてみたい。ちょっとボヘミアンな気分に浸れることだろう・・・。
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