チュニジアのカフェ
前回カルタゴの紹介をしたが、そのカルタゴのすぐ近くの丘の上に、シディ・ブ・サイドという小さな町がある。白と青のチュニジアは、この町の形容詞だ。そしてこの町には極上のお茶もある。以前宮澤さんがひたすら深夜に春巻きを量産する理由に対して、「そこに皮があるから」という迷言を残したが、私が世界中どこ行ってもお茶を飲んでいる事が多い理由も明白だ。
「そこにカフェがあるから・・・。」
写真に写っている階段は、世界でも最古のカフェの一つでこの町のランドマークでもある「カフェ・ド・ナット」の入口だ。華やかな青と白の外装とは対照的に内部は薄暗く、
夏でもひんやりしているぐらいだ。これはもちろん冷房ではなく、建物の構造によるところが大きい。アフリカの太陽の下で暮らすチュニジア人の知恵の結晶だ。目が慣れてくると、薄暗い店内が実は色々飾られている事も分かってくるはずだ。エキゾチズム溢れる店内での一服は、旅の良い思い出にもなるだろう。喫煙する方は、シーシャと呼ばれる独特の水たばこに挑戦するのも良いだろう。
しかし、ここまで紹介しときながら、このシディ・ブ・サイドで是非訪れて欲しいカフェは、「カフェ・ド・ナット」ではない。一番足を運んで欲しいカフェは、カフェ・ド・ナットの階段の右側の道を海に向かって直進して、約5分歩いたところにある「カフェ・シディ・シャバーン」だ。(※尚、ツアーでシディ・ブ・サイドを訪れた場合に極力自由時間を取るように努めていますが、場合によってはこのカフェまで行くだけの時間がない場合もあります。)
このカフェの良いところは何と言ってもその眺望だ。カフェ・デ・ナットは街の中心にあるので海は見えないが、街の外れにあるカフェ・シディ・シャバーンからは、眼下に煌めく地中海が広がる。白と青が施されたカフェで、断崖の下に広がる地中海を眺める構図は、ギリシアのサントリーニ島を彷彿させる。違う点は、観光客がそれ程多くない事、内装がサントリーニ程垢抜けてはいない事、そしてコーヒーの値段が半額以下である事ぐらいか。注文は、ミント・ティーをお勧めしたい。この店のミント・ティーには通常松の実が入っている。このお茶のほのかな渋みと松の実のほのかな甘みの組合せが口の中で豊かなハーモニーを繰り広げる。この記事を打ちながらでも喉が乾いてくるようなおいしさです。
今世界のどこへ行きたいかと問われたら、「チュニジア」と即答できるだろう。
「そこにカフェがあるから・・・。」
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