2008年4月10日 (木)

ニュルンベルクの便り

Nurnberg1 最近は日本でも話題になる事がある育児放棄だが、この行動その物は人間に限らず動物でもある事を最近北海道の牧場経営者の言葉で知った。子供のいない(というかその前に嫁もいないが・・・)私には育児を自分事として考えるのは困難だが、育児に伴う親の負担が並ならぬ物であろう事は容易に想像がつく。そんな折、ドイツのニュルンベルクの動物園でシロクマの母親が育児放棄し、子供が人間の手によって育てられる事になったというニュースがメディアやインターネット上で話題になっているらしい事を目にした。子のシロクマはフロッケという名前が付けられ、ドイツでは今をときめくアイドルとなった。

さて、フロッケが属するニュルンベルクの町は、町と同名のニュルンベルク裁判が開かれた場所として知っている方も多いかと思う。南東部のバイエルンに属していて、ミュンヘンに次ぐ第二の都市だ。

Nurnberg2_2 今日のニュルンベルクには、ニュルンベルク裁判が開かれた裁判所が今日でも健在だ。少し町の中心から離れているが、観光(外観のみ)に含んでいるツアーもある。戦前はナチス台頭の中心地でもあった町だが、そうした痕跡はあまりなく、中世以来の伝統的な町並みが印象的だ。

Durer_house また、ニュルンベルクは北方ルネサンスの巨匠の一人、デューラーを生んだ事でも知られる。デューラーは当時ルネサンスが勃興していたイタリアで修行して腕を磨き、その技術をドイツに持ち帰って開花させた。絵画だけではなく、版画の分野でも大きな功績を上げ、ドイツ中世美術の第一人者として名前を残している。以前の記事でも紹介した代表作の一つ「東方三博士の礼拝」を始め、多くの作品が海外の美術館に所蔵されているので、直接ニュルンベルクで作品を鑑賞する事はできないが、デューラーの家は健在だ。

Wurst_2 そして、ニュルンベルクで忘れてはならないのが、ソーセージ大国のドイツでは地方ごとに独自の調理法や食べ方が存在するが、ニュルンブルクのソーセージ(現地ではニュルンベルガーヴルストと呼ばれる)は国を代表するソーセージのブランドである。グリルしたソーセージはスパイスが効いていて少しピリッとしているが、これがたまらない。有名なザウアークラウト(キャベツの漬物)やアルトビーア(黒ビール)との相性が抜群。こうして書きながらでもおなかがすいてくるぐらいだ。なかなか日本では味わえない味ではあるが、今夜はスーパーの肉売り場でアルトバイエルンでも探してみようかな・・・。

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