2008年6月 3日 (火)

ハムレットのクロンボー城

Elsinore1 "words,words,words"
(言葉、言葉、言葉)

冒頭の文書は、名言の多いシェイクスピアの「ハムレット」の中でも"To be or..."と並んで有名なハムレットの台詞だ。実は、今日夜の8時ちょっと前に小腹が空いたので、一階に位置するコンビニに降りていった。永田町界隈はこれまでも何度かぼやいてきたように、午後6時を過ぎると人気がなく、お店もほとんど閉まってしまう。案の定コンビニも人気はほとんどなかったが、レジの横にある揚物コーナーの前に5,6人の人だかりが出来ていたので、覗いてみると、全員うちの社員であった・・・。最終的にポテトやら、揚げお好み焼きやら色々抱えていたが、そんな様子を遠めで見つつぽつっと呟いたのは、"lured,lured,lured"(誘惑に負けた、負けた、負けた)。

さて、ハムレットと言えば、先日の記事のマクベス同様に物語の舞台となるお城が物語りの舞台となったデンマークに今日でもある。クロンボー城だ。まずは空撮をご覧になって欲しい。


大きな地図で見る

クロンボー城クロンボー城はスエーデンと向かい合う海峡に面して建っている。首都コペンハーゲンから北に約35kmの位置だ。上の地図は縮小していくとより分かりやすいが、この城は北海とバルト海を繋ぐ要衝に位置する。海峡を守るという目的と通行する船から関税を取る目的で現存する城は、16世紀に築城された。海峡に望む城の脇には今でも当時の大砲が並んでいるが、通関しない船を貫通する為の物であった事は想像に難くない。

Elsinore3クロンボー城は、世界遺産に登録されているが、何もハムレットの舞台になったという理由で選ばれた訳ではない。ルネサンス様式の外観も美しいが、内部もデンマーク王国の栄華を今日に伝える優美な内装を誇る。特に鮮やかな装飾が壁面に施された「王の間」は壮観だ。シェイクスピア劇の第一人者ケネット・ブラナー主演の映画「ハムレット(1996年英国)」に登場する壮麗な王の間の装飾もこの実在する部屋に着想を得ている。城内には他にもみどころのある部屋が少なくない。ちなみに、城外にはシェイクスピアとハムレットの碑もある。

ハムレットの劇中に狂気を装うハムレットが、"Denmark's a prison(デンマークは牢獄だ)"という台詞がある。ハムレットは、狂気の中に哲学や人生訓などウィットに富んだ表現を散らしたシェイクスピアの真骨頂だ。しかし、今日の城を見たら悩める王子も生きる道を選んだだろうか。海を臨む城に牢獄の気配はない・・・。

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