2008年6月29日 (日)

アマルフィの甘い果実

Limonce ついにと言うか、ようやくと言うか、梅雨らしい週末が訪れた。来たら来たらで鬱陶しいという気持ちもあるが、世界的な天候不順が続く中でいつもの時期に季節の風物詩が訪れる事への感謝を忘れてはいけないのだ。そんな訳(どんな訳だ・・・)で今日は祝杯を挙げる事にした。

傘を差して向かう先は愛用しているSHOP99だ。祝杯を挙げるにはそれなりのお供え(つまみ)も必要だ。帰宅して開けた本日のボトルは、ワインではなく、先日のカシスに引き続いて果実のリキュール、レモンをベースにしたリモンチェッロだ。

Amalfi_lemon このリモンチェッロは、ナポリ湾の南に伸びるソレント半島特産のリキュール。半島の中心であるソレント、そして半島の南側アマルフィ海岸の中心アマルフィ、プライアーノやポジターノ近辺でよくレモン園を見かける。左の写真を見てもらえば分かるが、この地方のレモンは日本のそれよりかなり大きい。リモンチェッロはこの大きなレモンの主に皮を使って作られるリキュール。最近は日本の酒屋でもたまに見かけるぐらいポピュラーになったが、カプリ島が観光化された後にリヴィエラのポルトフィーノと並んでアマルフィやポジターノなどより静かなリゾートを求めた世界のセレブ層がこの地の酒を自分の国にも広めたと言われる。

アマルフィを訪れたアメリカのセレブを描いた映画「理想の女」

アマルフィを訪れた日本の旅行会社社員が描いた動画「理想ってどんな?」

このリモンチェッロは、アルコール度数が非常に高いのでストレートで飲むのが主流だ。しかし、何かにかこつけて祝杯を挙げたがる割にはお酒に弱い私は、ソーダやトニックで割って飲んでいる。しかも本来食後酒なのだが、食前酒に飲む事の方が多い。こんな事を聞いたら、イタリア人は眉をしかめるだろう。しかし、これがいいのだ。特に南イタリアやナポリで生まれた料理を口にする時には。このお酒には、南イタリアの燦々とした太陽の光が凝縮されている。その光と海岸線の断崖にへばりつくようなカラフルな家並みを思い起こさせてくれるのだから、この上ない「Bon Apetito(※)・・・」

※和訳は通常、食事時の「いただきます」だが、ここでは食欲増進の意。

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