2008年6月30日 (月)

スペインとイギリス、たまたまジブラルタル

Spain_flamenco サッカーの欧州王者を決定する欧州選手権(EURO2008)がスペインの優勝を持って終了した。欧州ではワールドカップと並ぶぐらい注目度の高いこの大会は、開催中、現地の人々の話題もこれにかかりっきりという程だ。前回は波乱と言われたギリシアが優勝したが、今回は常に優勝候補と呼ばれながら、なかなか優勝できないでいたスペインが44年ぶりの優勝を飾った。「無敵艦隊」と呼ばれたりするスペイン代表、そして全国民が恐らく今頃は国を挙げて優勝を祝っているだろう。ちなみにサッカーの母国イングランドは、欧州選手権で優勝どころか決勝まで進んだ事もなく、ことこの大会においては、海賊を代表に加えないと無敵艦隊を打ち破れないかもしれない。(但し、ワールドカップでは、イングランドは優勝しているが、スペインは決勝まで進んだ事がない。)

何はともあれ、欧州選手権優勝を記念して、今日はスペインについて触れてみたい。

スペインと一口に言っても非常に広大な国で、旅行で訪れる事ができるみどころも多岐に渡る。その中で今日紹介したいのは、イギリスとスペインの双方に関わりのあるジブラルタルだ。現在は一応イギリス領になっているが、スペインとの長年に渡る領土問題が依然ある。

Rock_of_gibraltar ジブラルタル海峡は、アフリカとヨーロッパが最も近い距離にあり、古代には「ヘラクレスの二本の柱」と呼ばれていた。ちなみにアトランティス大陸が大西洋にあるという説の論拠の一つが、プラトンがアトランティス大陸がヘラクレスの二本の柱の向こう、つまりジブラルタル海峡の向こうにあったという事を示唆したからだ。(但し、古代には他にもヘラクレスの柱という地名はあったらしく、サントリーニ島=アトランティス説もプラトンの示唆が別の場所を指していたという説を論拠としている。)

Gibraltar_monkeys 無敵艦隊の敗退後に海の覇権を握った大英帝国は、ジブラルタルを地中海及び南半球に向かう重要な軍事基地として今日まで利用してきた。町中には英国流のダブルデッカーバスが走り、イベリア半島にありながら、英国的な雰囲気が漂う。町の象徴は、「ザ・ロック」と呼ばれる標高400m強の石灰岩の山だ。この山には、ヨーロッパでは珍しい猿が住み着いている。かつてアラブ人達がこの地を支配した時代に連れてこられたと言われる猿は、その住む山と共に、ジブラルタルの市民の心に息づいている。ちなみにこの猿が生息し続ける限り、ジブラルタルは英領のままでいられるという英国側の言い伝えがあり、かの有名なウィンストン・チャーチルは、「猿を増やせ」という命令を出したと言われる程。ちなみに猿を管理しているのは、役所でも動物園でもなく、英国海軍だ。

そんな訳でスペイン優勝を記念してツアーでジブラルタルに行ってみてはいかが?ここにはそんな優勝もどこ吹く風、いつものゆったりとした時間が優勝翌日でも流れているだろう・・・。

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コメント

倶楽部ユーラシアい~つもい~つも楽しく読んでますう~。ひとつお願いです。出来たら管理人の顔?!名前!?あるとチョーウレP!何時か?次回?添乗でお会いした時、「あ~あの人だ~」と密かに喜べたら・・・・ツマラン独り言でした。

投稿: マ~ツオさ~ん | 2008年6月30日 (月) 20時42分

マ~ツオさ~ん
コメントありがとうございました。仰る通り、本来このようなブログは、名前を顔を出すのが望ましいと思います。しかしながら立場上、責任者としてお客様の相談窓口に出る場合もあり、その後で同一人物があまりに脳天気な事を綴るのも芳しくないというというのが一つの理由です。(本人としてはブログはブログ、その他の事はその他の事で決して混同はしておりませんが)
また、誠に勝手ながら、持続させる為に制約を出来る限り少なく抑えておきたいという個人的な理由もあります。

至らない点も多々あるかと存じますが、今後もお楽しみ頂ける内容をお届けできるように精一杯努めますので、今後ともどうぞよろしくお願い致します!

投稿: 管理人 | 2008年7月 1日 (火) 11時54分

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