2008年8月 4日 (月)

パプアニューギニアの一杯

Blue_mountain 先週パプア・ニューギニアの視察に行っていた尾形さんが帰国し、お土産として「ブルーマウンテン」のコーヒー豆をもらった。ブルーマウンテンとパプア・ニューギニアのイメージは重ならないが、袋の解説によれば、1920年代に本場のジャマイカから移植されたコーヒーの木から良質のコーヒーが生み出されているそうだ。

何度か触れてきたようにあまり味覚には自信がない私ではあるが、ブルーマウンテンが日本では簡単に手に入らないちょっと高価なコーヒーだという事ぐらいは知っている。そこで、試しにこの豆を会社のコーヒーマシーンで煎って飲む事にした。なんとなくおいしい。最初からクリームを入れた事に多くの非難を受けたが・・・。

さて、そのパプア・ニューギニアでコーヒー豆が採れるのがハイランドと呼ばれる中央の高原地帯だ。ブルーマウンテンは元々ジャマイカの海抜1000m前後の高原地帯で採れるコーヒーを指していた。そしてこのハイランドは、パプア・ニューギニアのハイライトでもある。

Papua_tribes パプア・ニューギニアの海岸部は結構近代化が進んでいる。まだ当社がパプアニューギニアのツアーを始めた頃の昔話であるが、添乗員がさも原色の部族長か何かがガイドに現れるのではと思って待っていたところ、ロレックスを付けたガイドが現れて驚かされたという逸話もある。逆に以前程ではないものの、依然内陸部は、様々な部族が割拠する他民族国家であり、特にハイランド地方は、昔ながらの伝統が息づいている少数部族が多い。パプア・ニューギニアを訪れるならば、ハイランド地方の観光は欠かせない。一年を通していくつかお祭りも開かれるが、このお祭りの時こそ各部族の個性に触れる事ができる。

Mudman お祭りが開催される時は、ハイランド地方の様々な地域から各部族が一つの場所に集い、伝統的な衣装や踊りで場を沸かせてくれる。我々日本人の目にはなんと言っても奇抜である。泥の仮面を被ったマッドマンや体に骸骨を描いたスケルトンマン、そして派手なメイクと衣装で着飾った部族の有力者?達。21世紀とは思えない光景は、なかなか印象深いものがあり、恐らく目に焼きついて離れない事だろう。

日本からそう遠くもなく、日数も旅行代金も比較的リーズナブルなツアーもあるので、是非一度体験してみては。お土産にはコーヒーがおすすめだ・・・。

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