アフリカの象さん
先日南部アフリカ4ヶ国(ナミビア、ジンバブエ、、南アフリカ、ボツワナ)で象牙の競売があったというニュースが流れた。象牙といえばワシントン条約で国際的な取引が禁止されている物の一つであるが、今回は象の保護政策と密猟対策がこの4ヶ国においては一定の成果が上がった事を理由に開催されたそう。公的な象牙の競売は、1980年代以来だそうだ。購入したのは中国と日本の業者のみだそうだから我々にとっても身近な話題である。
この競売はかえって象牙の密漁や闇取引を増長させる恐れもあるとの指摘があるが、まさしくその通りなのであろう。今回同じくアフリカにあって象も多いケニアは競売には参加しなかった。さらに動物保護団体の主導でなんと象牙(恐らく密猟者から没収した物)を燃やして抗議行動も行われたのを久しぶりに見たBBCで見かけた。
ケニアと言えば、昨年から今年の春にかけて政情不安で内紛があり、決して国庫の状態は豊かではないだけにその姿勢は評価に値するであろう。実際アフリカの動物達は密猟以外にも人間の開発や気候の変化というダブルパンチで生息数は減少の一途を辿っている。
アフリカの動物達はユーラシアの旅にとっても一つ一つが大切な命。だからこそ、ケニアのこのような姿勢を大切にして欲しい。ケニア、そして隣国のタンザニアはこれから観光のシーズンでもある。この時期象さんを筆頭に様々な動物に出会える事だろう。観光で訪れる事で動物の命が直接救える訳ではない。しかし、現地の動物達の姿に触れる事によってきっとある種の親近感や思い入れを覚える人も多い。こうした旅の思い出に実体はないが、市場に出回っている象牙の飾りより遥かに強く輝くものだ・・・。
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