2009年3月31日 (火)

グレート・オーシャン・ロード

Great_ocean_road2

【オーストラリア視察記~その3~】

ユーラシアの旅で添乗に出ると、行き先が多様でかつ日数をかけてじっくりその目的地を味わうだけに、様々な経験をする。それは非常に有意義な事なのだが、もちろんその中には個人的には決して歓迎しない物もある。私が特に苦手なのは、吊り橋や小さい飛行機での遊覧飛行である。まだあまり観光客も訪れない大自然の中を巡っていると、柵がない崖のような場所も少なくない。そういう時、私はお客様に「危ないのであまり近付かないで下さい。」とさも職業的正義をかざしていたものだが、なんぞ図らん、自分が一番そこに近付きたくないのであった・・・。

さて、今回のオーストラリアの視察でメルボルンの次に向かった行き先が世界的にも有名な景勝地であるグレート・オーシャン・ロードだ。日本でも以前にCMで紹介された事があるのでご存知の方も多いだろう。


大きな地図で見る

グレート・オーシャン・ロードは、上部の地図メルボルン南西の海岸に面したトルクウェイ(TORQUAY)から西のウォーンナンブール(WARNAMBOOL)までの約210kmの区間である。海にせり出した断崖が多く、その向こうにはエメラルド・ブルーのインド洋が広がっている。

Koala そのグレート・オーシャン・ロードに入ってしばらく走ったところで、枯れかけているユーカリの森が陸側に続いている一帯に入った。山火事の跡かなと思ったが、実はこれはコアラの食害との事であった。コアラは個体数の減少が叫ばれて久しいが、いるところにはいるのである。そこで途中道を降りて、観察に出かけた。目を凝らして枝の上を眺めながら歩いていると、野生のコアラがいるのである。中には低木にいるコアラもいて動画も撮ったのだが、残念ながら暗すぎて・・・。何はともあれ、野生のコアラがユーカリの葉をもぐもぐ食べている様は愛らしい。

Helicopter その後、グレート・オーシャン・ウォークと呼ばれる断崖沿いの変化に富んだハイキングを経て、グレート・オーシャン・ロードのハイライトである十二使徒の岩の展望台に着いた。ところが、そこを通過して隣の空き地に入っていくではないか。何だろうと思っていたら、目の前に現れたのが右の写真の飛行物体だ。まさかこんな展開とは。

Great_ocean_road_aerial 同行していた政府観光局のスタッフに寄れば、好意で今回の視察の為に特別にプログラムに組み込んだと。もちろん誠意に溢れたその顔の前で断る事なんか出来るはずもない。止む無く乗り込んだヘリコプターではあったが、思ったより安定していたので安心していたところ、何故か操縦士が頼みもしないのに曲芸飛行を始め、景色を見る余裕はあっという間になくなった。オーストラリア人はいたずら好きなのであった・・・。

それでもやっとの思いで撮影できたのが左の写真だ。十二使徒の岩は地上からでも充分堪能(この記事最上部の写真)できるが、ヘリから眺めるとまた違った印象がある。しかし、このヘリコプターが来年のツアーに登場する事は恐らくないだろう。価格や時間的な都合もあるが、実際のところ職業的正義が振りかざされるているのかもしれない・・・。

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