2009年4月12日 (日)

トカイワイン(ハンガリー)

Isawa 週末は、永田町(ユーラシアのオフィスがある)にはない憩いを求めて、山梨の石和温泉に出かけた。温泉にゆっくり浸かって疲れを癒した後は、そばにあるワイナリーを訪ねた。そうこの一帯は、日本有数のワイン産地でもある。特に勝沼が有名だが、石和にもいくつかワイナリーがある。名の知れたフランスやイタリアのワインも良いが、やはり訪れた土地でそこの地元のお酒を飲むほどおいしい物はない。山梨の温泉にはシャトー・マルゴーやバローロよりも山梨ワインなのだ。

さて、今日のお題のハンガリーのワインも誰でも知っている銘柄とは言えないが、その地で味わうからこそ絶品なワインのひとつである。産地はハンガリー北西部、スロヴァキアとの国境にも近いトカイだ。トカイはその名に反して大よそ都会とは呼べない小さな町だが、ここで生産されるトカイワインは世界三大貴腐ワインに数えられる。

そもそも貴腐ワインとは何でしょうか。腐るという文字を含んでいるように、貴腐とは腐ったように見えるぶどうから来ています。貴腐したぶどうは一定の気象条件下でのみ生産する事ができるそうで、そのぶどうから作られるワインは極めて強い甘口のワインである。トカイにはその気象条件が備わっているのだ。甘口なので通常デザートワインとして飲まれる。ちなみに三大貴腐ワインの残り二つは、ドイツのライン地方とフランス・ボルドーのソーテルヌで生産されている。

Tokaji さて、ハンガリー北西部は東欧を周遊するようなツアーではあまり訪れないが、一部ハンガリーを重点的に回るツアーでは、この地方にも足を伸ばす。トカイを訪れると、当然ながらワイナリーを見学する。残念ながら紹介できる画像がないのだが、貴腐ワインに使うぶどうの実物は少々グロテスクである。しかし、高濃度の貴腐ワインはこのようなぶどうからしか生まれないのだ。甘いぶどうの芳香が漂うセラーはなかなか趣きがあって、気分も高まり、いよいよ試飲!そのお味はというと、悲しきかな、実際に添乗員はその場で飲めないので分かりません・・・。

そんな訳で気を取り直して日本で一度トカイワインを飲んだ事があるのだが、その甘さが少々強く感じられた。同席していた知人も微妙な表情を浮かべていたのだが、それもそうだろう。もはや東京で手に入らない物は少なくなったが、山梨ワインもトカイワインも世界各地の特産も、その地を訪れてその製品が育まれた環境の中で味わうからこそおいしいである・・・。

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コメント

トカイワインは、ブダペストのスーパーで売っているので、糖度を表す星の数が少ないものなら、お手頃価格なので、何度か飲みましたが、ハンガリーで普段飲むならエゲルワインで十分かと思います。
ただ、セラーで、樽から取り出したばかりのワインは、別です。
ツアーで訪れる所では、できたてのワインを飲ませてくれるのかわかりませんが、ボトルに詰めたワインは、なぜか樽から出したワインとは、味が違います。
管理人さんも、今度行ったら、ぜひ飲ませてもらって、感想を書いて下さい。

投稿: 山田栄作 | 2009年4月13日 (月) 21時55分

山田栄作様

コメントありがとうございました。色々書く割には、視察を除いて基本的に飲めないという事も手伝って味に疎いので、勉強になります。ワインも「樽生」という事でしょうか。
エゲルワインは一部出発日を除いては基本的に行かないので触れませんでしたが、「美女の谷」と呼ばれるエゲル近郊のワイナリー地区は気に以前から気にかけています。エゲルワインは日本でもお目にかかった事がありませんので、添乗以外でブダペストに行く機会があれば、是非頂きたいと思います。

投稿: 管理人 | 2009年4月14日 (火) 13時11分

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