2009年5月18日 (月)

マナウスの中央市場(ブラジル)

Manaus_market2_2 今日会社に来て、一昨日の築地の自慢話を意気揚々としていたら、ブラジル帰りの山岸さんから「築地なんて目じゃありませんよ、マナウスと比べたら。」と嫌味を言われた。ほほう、言うようになったもんだねぇと心の内で舌打ちしながら、大人の対応でその理由をおとなしく聞いてみた。

マナウスとは、ブラジルのアマゾン川中流域にある町。かつてゴム産業で町は大いに栄え、人口は100万人を越える大都市となった。ゴム産業は斜陽化したものの、観光業を始めとする代替産業の育成に成功し、アマゾンの拠点という地理的特性も手伝って今では郊外域まで含めると人口200万に至る大都市だ。その大きな人口の胃袋を担うのがマナウスの中央市場だ。

Manaus_market5 さて、その市場の中身はというと、同じように魚が中心であるものの、築地とはだいぶ内容が違う。マナウスから大西洋に面したアマゾンの河口まで1,700kmもあるので、海鮮らしき物はほとんどない。しかし、アマゾンは川ではあるものの、そこらへんの川とは訳が違う。河口部分の川幅は300kmを越える陸の海のようなアマゾンは、中流域のマナウスでも川幅が約15kmに及ぶ。その川の中には様々な魚が凄んでいる。有名なピラニアはもちろん、古代の魚と言われるピラルク、ピンク色のイルカなどアマゾンならではの魚が数多く生息している。そしてそれらの魚の多くは、マナウスの中央市場に並んでいる。

Pirania まず目に留まるのはピラニアだろう。ツアーでも実際にピラニア釣りを行い、場合によってはそれを空揚げで食べられる機会があるかと思うが、素人が棒に糸を巻きつけても釣れるピラニアなので、プロの漁師達は山のように釣ってくる。基本的には釣ってきてそのまま市場に並べ、買って帰って家庭でフライにしたりするそう。しかし正直なところ、ピラニアは肉がほとんどないので、あんまりうまいものではないと個人的に考えている。

次に見たいのが世界最大の淡水魚とも言われるピラルクなのだが、乱獲がたたって個体数が激減した為、表向きの捕獲は見送っている。当然ながら市場にはないはずなのだが、何故か干し物が売られていたりす、ふとするとビュッフェの中にピラルク料理があったりする・・・。

Manaus_market その他で目立つのが鯰(なまず)だ。よくピラニア釣りの際にも強烈な食いつきが竿に来る事はあるが、そういう場合はたいがい鯰である。食べた事がないのでおいしいかどうか不明だが、どうにも外観がグロテスクなので、あまり食欲はそそられない。(左の写真が目に毒である方にはお詫び申し上げます。)

Manaus_market4 あとよく見かける魚はツクナレという魚。ピラニア程凶暴ではないが、餌への強烈な食いつき様はピラニアのそれに勝るとも劣らないと言われる魚である。こちらは中型の魚で肉もあり、その味も結構いける。アマゾンの魚の中では最もおいしい魚の一つとして知られている。

Manaus_banana 広大な市場なので、もちろん魚だけでなく、野菜や果物もふんだんに並んでいる。中でもバナナの量が凄い。左の写真はその一部で絶句するほどの量だが、一日で売れてしまう事が多いそうだ。

うーん、さすがアマゾン、さすがマナウス。話を聞いて感心した様子を装いながら、市場の話は打ち切った。ある意味市場の品揃えは築地を上回るのかもしれない。しかし、それでもやっぱり築地。ピラニアの味は、海鮮丼に遠く及ばない・・・。

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