2009年5月 6日 (水)

トラーパニ(トラパニ)の塩(イタリア)

Tuna_salad好天の続くゴールデンウィークにも翳りが見え始めた昨日、横浜に出かけた。個人的に混雑しているところは好きではないので、今話題の「開国博」はまた今度にして、みなとみらいの辺りをぶらぶらし、「ブッコ・ディ・ムーロ」というイタリア料理の店に入った。メニューにあった「トラパニ産天然塩で漬けたマグロのサラダ仕立て」に惹かれたからだ。もちろん一番に注文した。寿司でいう「ヅケ」ともまた違う深い味わいでおいしかった。

さて、この天然塩が採れるトラーパニ(トラパニ)とはどこだろうか。それは、イタリアのシチリア島の北西部にある港町である。

Trapani_panorama トラーパニはシチリアの他都市同様歴史が非常に古く、紀元前5世紀頃から先住民によって港町が作られたと言われている。その後、フェニキア人のカルタゴがやってきてポエニ戦争では戦略的な要地になったり、その後も歴史を通じて様々な異民族の支配下に置かれた。残念ながら現代のトラーパニは、至って普通の町になりつつあるが、町の近郊にはカルタゴ時代の遺構が良く残るモツィアという島があり、また、モツィアへの船が出る辺りは昔ながらの塩田風景が広がっている。

Trapani_salt トラーパニ郊外の塩田がいつ頃あるのかはっきりしないのだが、少なくても数百年は続いているようだ。イタリア料理には欠かせない塩なので、国内でも有名。そのトラーパニの塩田が並ぶ一帯は古き良きシチリアを偲ばせる牧歌的な風景が広がる。風車も複数立っているので、旅行先の写真にもお勧めの場所だ。ちなみに風車は海水を塩田に汲み上げる為に立っているのだそうだ。ところどころ塩が積まれた白い山も見られる。ここまで書くと、実際にその場で舐めてみたいものなのだが、残念ながらそれは難しいようだ。敵ならぬ外国人に塩を送る風習でもあればいいのだが・・・。

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