中国添乗徒然~その3~
さて、なんだかんだ言っている内に7月に入り、添乗も近づいてきた。そんなある日、ツアーを担当している中村さんが席までやって来て、「平熱高かったりしない?」という奇妙な質問を投げかけてきた。
そもそも自分の平熱は、異常がない事だけで数字までは知らない私なのでなんとも答えられなかった。そこで質問の意図を問うと、一連のインフルエンザ騒動を受けて中国が日本からの便が到着する時に体温の検査を行うからだと言う。(ちなみに7月下旬現在、中国の大半の空港でこの検査は既になくなっている。)
その場は、私に限って問題がある訳がないとうそぶいた私もにわかに体温を一日に何回か測り始めた。結果は36度1~2分ぐらいだった。少し低い方かな?
そしてその後も特にないまま、出発一週間前を迎えた。通常一週間前(一部除く)までにお客様に最終日程表をお届けしているので、最終的な手配もこの段階でだいたい決まってくる。添乗員の準備もいよいよ佳境を迎える。
ところが、どうも体調が優れない・・・。その日は他社さんに伺って、ヨーロッパのホテル手配に関する新しいシステムのプレゼンを受ける予定であったが、社を出たところで頭ががんがんして、結局社まで引き返してその日は帰宅した。そして夜になると熱っぽい。ガンガンする頭の中でこだましていたのは、あのセリフであった・・・。
「平熱高かったりしない?」
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