2009年7月14日 (火)

ナイル河クルーズ(エジプト)

紀元前47年。当時好色で名を馳せた一人の男がナイル河クルーズに出発した。その男の伴をしているのが、ギリシャ風の絶世の美女であった。この二人は船に乗ってナイル河をクルーズし、沿岸の遺跡や景勝を数ヶ月間かけて巡った・・・

このカップルの男の方がユリウス・カエサル、女の方がかの有名なクレオパトラである。カエサルは宿敵ポンペイウスを追ってエジプトまで来たところで、彼の首が届けられた。かつての盟友の首を眺めるカエサルの心境は複雑であっただろう。しかし、ともかく内戦にひとつのピリオドが打たれた事は間違いなかった。ルビコン川を越えて以来、戦争続きでかの英雄もさすがに精神的に疲れていたのかもしれない。ナイル河クルーズは実際良いリフレッシュだっただろう。

それから二千年が過ぎた現在も、人はまたナイル河に宿る悠久の時を体験する為にクルーズに出かける。世界にこれほど歴史深い観光が他にあるだろうか。

Mojito さて、特にここ数年ナイル河クルーズの人気が高まって色々な船がどんどん登場している事はを昨日紹介したが、それではユーラシアの旅で乗る船はどのような船だろうか。実は、その年によっても異なる。何せ競争が厳しいナイル河のクルーズビジネスは、毎年品質も値段もサービスもまちまちであるが故。しかし、過去のノウハウの積み重ね、実際の視察を元に自信を持ってお客様にくつろいで頂ける船を毎年厳選している(はずだ)。今年の10日間のツアーで利用する船は、2006年に出来たモヒト号だ。

Mojito_cabin 私がかつてナイル河クルーズに行った頃は正直船のレベルが全体的にまだ途上段階にあった。しかし、それから約10年が過ぎて立派になったものである。写真を見て少々感慨に包まれた。ま、変な感傷はともかく、このモヒト号は5つ星デラックスクラスの客船。ツアーでは全室もちろん外側なので、大きな窓からゆっくり流れ行くナイルの風景を楽しめる。各部屋の内装も上品で落ち着きがあり、なんと行ってもありがたいのは、バスタブ付である事。私個人は家でも添乗中でもあまりバスタブに浸かるような事はしないのだが、やっぱりないから浸からないのとあっても浸からないのでは気持ちの上でも差がある(笑)

船内にある各種パブリック・スペースもゆったり寛げる。レストランも清潔感があって、なかなか豪勢な気分で食事が出来そう。但し、正直エジプトの料理に多大な期待は抱かない事をお勧めしとく。屋上のデッキからナイルの両岸を見渡しながらゆっくりお茶を飲むのも良いだろう。

こういう船の資料を見ていると、エンジンに唸らされながら乗った10年前のクルーズ船が現実と思えないぐらいだが、本当にナイル河クルーズの船は進化しているのである。これならカエサルやクレオパトラもご満悦だろう・・・。

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