2009年9月16日 (水)

リビア革命40周年とカダフィ大佐

Qadhafi_board 今月の1日にリビアは革命40周年を迎えた。国内ではお祝いムードが漂い、各地で記念イベントが開かれたようだ。リビアと言えば、カダフィ大佐の姿を思い浮かべる方も多いだろう。健康問題や後継者問題を抱えるが、今でもリビアに君臨している。

さて、カダフィ大佐とリビアと言えば、特に1980年代には反欧米の急先鋒と見なされ、実際にパンナム機爆破事件を始め、いくつかの問題が浮上して結果的に国連制裁を受けて孤立した。対抗措置だったのかどうか分からないが、そのおかげで観光でリビアを訪れる際に必要な手続きの難解さは世界でも屈指である。

Qadhafi_stamp しかし21世紀に入ると、どういう訳か急に政策を転換して、核開発も放棄し、比較的親欧米路線を取るようになった。この転換の真意は不明だが、隣国のエジプトやチュニジアなどアラブ諸国の同胞との協調路線があまりうまくいかなかった事も背景にあると言われている。

何はともあれ、きな臭いイメージがここ数年で消えた事は事実だろう。しかし、反欧米路線の頃でも実際に旅行に適さない国であったかと言われれば、長年ツアーをやっていてビザの手続きが難解という以外は、大きな問題はなかった。アラビア半島の国と同じように、石油以外の産業の育成にも力を入れているので、観光客に対するホスピタリティも良くなっている(気がする・・・)。ホテルは以前はイマイチであったが、最近は快適なホテルも少しづつ増えているらしい。

Qadhafi_watch_2 そんな中でカダフィ大佐の国内の評判はどうか。リビアはアフリカ屈指の産油国なので、国も比較的豊かだ。政情は周囲の国に比べれば安定している。よって一般市民は国の現状に満足している人も多く、現地の人に聞いてみても、カダフィ大佐の人気は高い。右の写真は、バスのドライバーがつけていた大佐の顔が刻まれた腕時計で、ドライバーは非常に誇らしげに付けていた。

今回40周年を迎えたリビアの革命の評価は難しい。しかし観光という側面だけから見れば、政府の後押しで豊富に残る古代遺跡の発掘も進み、数多くの貴重な歴史的資料が砂の下から姿を現した。インフラもだいぶ整備されたので、訪れやすくなったので前進していると言えるだろう。あとはビザの取得が容易になれば、言う事はない・・・。

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