2009年10月18日 (日)

コナーラクの太陽神寺院(インド)

Konark_temple ユーラシア旅行社の決算は9月なので、自然その後の10月や11月は異動が一年の中で相対的に多い季節である。異動というのは、新天地で新しい可能性が待っている反面、今まで身を投じてきた事に一端ピリオドを打たなければならないという意味で難しさもある。今日のお題は私自身ピリオドを打たざるを得なかった(という程大げさな事ではないが・・・)、インドのコナーラクだ。

コナーラクとは、そもそも何か。それは、インド東部にある遺跡。この遺跡に立つ太陽神寺院は、インド全国に数多く存在する寺院の中でも一、二を争う美しさを誇る。この寺院では北部のカジュラホと同じように、壁にミトゥナ(男女が交わっている像)装飾が一面に広がっているが、特に特徴的なのが非常に大きな車輪である。

らしあヒンドゥー教では、太陽神が馬車に乗って東から西へ空を駆け抜けていくという信仰があるので、車輪はその太陽神の馬車の車輪を表している。しかし、それだけではない。時間の理念や輪廻転生の思想も絡み合っている。コナーラクの寺院には、この大車輪が計24(対になっている12組)個見られ、歴史的価値は非常に高い。中央部のアジャンタやエローラ辺りとまた違う世界が広がっている。

Konark_festival遺跡とは別に、この地に息づいているオディッシー・ダンスという踊りも見もの。この踊りは、ミトゥナを体現しているものとも言われ、身体を自由に操って表現する世界は、この寺院の彫刻を髣髴させる。コナーラクでは毎年12月上旬にこのオディッシー・ダンスも上演されるコナーラク・フェスティバルというお祭りが開かれる。季節的にも旅行で行くには一年の中でも最も良い時期のひとつだ。

ある時、私はツアーの担当としてそのコナーラクフェスティバルを見学するツアーの営業に取り組んでいた。コナーラクは、アグラ(タージマハール)、ベナレス(ガンジス)、アジャンタ・エローラなどのいわゆる黄金ルートから外れる為、初めてインドへ行こうという人はあまり行かない。だから、インドに既に一度行った事がある方を中心に営業し、あと少しで催行決定できるところまで来た。しかしそんなある日、明日から異動の辞令をもらった。異動は異動で良かったのだが、気がかりはコナーラクのツアーの行方であった。しかし、引き継いでくれた同僚が奮闘し、ぎりぎり行けるか行けないかの人数だったツアーが最終的に18、19名ぐらいになって催行された。

コナーラクフェスティバルは毎年12月上旬に開かれるので、なんとなく毎年この時期になると、ツアーの申込み状況が気になってチェックしている。今年も大丈夫そうか・・・。

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