チチェンイッツァ(メキシコ)
チチェンイッツァは、メキシコ南東部にあるユカタン半島に位置する。このユカタン半島はマヤ文明の中心地の一つで、チチェンイッツァ以外にも考古学的価値の高い遺跡が点在する。メキシコシティから遠くないテオティワカンの大ピラミッド程ではないが、中~小規模のピラミッドが数多く存在する。
その中でもチチェンイッツァは特別な場所だ。チチェンイッツァのピラミッドは、最高神であった蛇の姿をしたククルカンに捧げられていた。頂上に続く階段の下部にはククルカンの頭部が掘られている。このチチェンイッツァには、天文台の跡も残っている。古代マヤ文明が天文学に深い理解を持っていた事はよく知られているが、その深い知識はこのピラミッドの建築に存分に発揮されている。チチェンイッツァのピラミッドの四面に階段が4つあるが、その階段はそれぞれ91段ある。91x4は364.。そして頂上の神殿部分に最後の1段がある。足して365になるのだ。そしてもう一つマヤ人たちの叡智を物語るのが、春分と秋分の日にここで起きる奇跡だ。
1年の中でこの二日だけ、チチェンイッツァのピラミッドで奇跡が起こる。その奇跡は偶発的な物ではなく、古代マヤの叡智によって引き起こされる人工的な奇跡だ。この春分と秋分の日には太陽が特定の角度からピラミッドに光を注ぎ、その影がピラミッドの階段の側壁に下部のククルカンの頭像に向かって蛇の体が出現するのだ。同様な神秘は、エジプトのアブシンベル神殿、先日紹介したイギリスのストーンヘンジなどで類似例があるが、複雑な蛇の体を光の差す方向に合わせて実現させたマヤ人の知恵には感服する他ない。
毎年春分と秋分の日には、世界中から数多くの人がこの奇跡を自分の目で確認するために来る。機会があればいつかは足を運んでみては?会場でマスクをしている人なんてほとんどいないだろう・・・。
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