2009年11月23日 (月)

ラ・カルボナーラ(ローマ)

La_carbonara 腹が減っては戦はできぬ・・・今回の視察ではカラヴァッジョを堪能する間色々な教会や美術館に立ち寄ったが、芸術鑑賞というものは動いている量はそれ程多くなくても、結構なエネルギーを消化するものだ。

という訳でエネルギーを補填する為に、市場で知られるローマのカンポ・ディ・フィオーリ市場にやってきた。今回現地で同行した某新聞社のローマ支局の方が紹介してくれたカルボナーラ発祥の店とも言われる「ラ・カルボナーラ」にやってきたのだ。

「観光ずれしているかもしれない」と事前に言われていたが、実際訪れてみると時間が早かったせいか、テラスには誰もいなかった。早速そのテラスに着席して、前菜盛り合わせ、カルボナーラ、サルティンボッカ(子牛のソテー生ハムのせ)のこてこてローマメニューを注文した。

Carbonara 前菜はビュッフェ形式で好きなものがつまめたので、ナスやズッキーニなど野菜のグリルをたっぷり盛って食べ終わると、いよいよカルボナーラがやってきた。麺はペンネであった。茹で加減もよく、味もあまりしつこくなく、予想していたよりおいしかった。

暇そうにしていた店員にこの店がカルボナーラの発祥の地なのかを尋ねてみた。曰く、この店の名前の由来はパスタのカルボナーラではなく、19世紀末頃に現オーナーのお父さんが開いたカルボナーロ(鉱夫)という民宿に由来しているそう。その当時から今のカルボナーラのようなパスタ料理を出していたので、多分に可能性はあるが、実際のところは分からないとの事であった。イタリア人にしては謙虚だなぁ(失礼)と感心。

ちなみにこの店のテラス席からはカンポ・ディ・フィオーリ広場が見渡せる。広場の中央には、ここで処刑されたジョルダーノ・ブルーノの像が広場を見渡すように立っている。ジョルダーノ・ブルーノはカラヴァッジョと同時代の人で、カラヴァッジョはブルーノの処刑現場に居合わせたとも言われている。奇しくもブルーノの処刑が執行されたのが1600年、昨日紹介したサン・ルイジ・ディ・フランチェージ聖堂にカラヴァッジョが聖マタイの連作を完成させたのと同じ年である。来年公開される映画「カラヴァッジョ」でもブルーノの処刑を真剣に見つめるカラヴァッジョの姿が描かれている。ブルーノの死にカラヴァッジョは何を見てとったのだろうか。

こんな事に思いを馳せ始めるともはや食事どころではなくなるので、エスプレッソを飲み干して店を出る事にした。なかなかウェイターがつかまらない。テラスはいつの間にか満席になっていた・・・。

|

ヨーロッパツアー」カテゴリの記事

ユーラシア旅行社社員のつぶやき」カテゴリの記事

ユーラシア旅行社のお勧め料理」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。