ヌワラエリヤの紅茶(スリランカ)
今日社内自販機のいつも飲むブラック・コーヒーが売り切れだったので、代わりに紅茶を買った。たまたまラベルを見ていたら、スリランカ産と書かれていた。先日「タージリンの紅茶」を紹介したが、ダージリンと並ぶ双璧セイロン(=スリランカ)ティーにも触れない訳には行かないだろう。
スリランカにおける紅茶の名産地は、中央山間部の付近に点在している。その中でも特に有名な産地の一つがヌワラエリヤだ。行けば分かるが、ヌワラエリヤは紅茶を抜きにしても非常に美しい地形を持つ地域だ(右上写真参照)。
お 起伏に富んでいるのは、ダージリンとよく似ているところ(ダージリンほど海抜は高くはないが)。紅茶畑が並ぶ丘の間を清流が流れる。ところどころに滝もあったりして、訪れる者の目を引かずにはいられない。
目を凝らすと、畑の間に人の姿が見えたりする。特にヌワラエリヤの一帯では、1~3月にかけてが収穫の季節。この時期の中でも特定の期間に収穫された茶葉が最もおいしいと言われる。収穫作業は女性達が昔ながらの手摘で行う。スリランカの人はそれほど観光ずれしていないので、近寄ってもにっこりと微笑みかけてくれる事も多く、何故かほっとるす。
さて、これだけ紅茶畑を見たら、実際にそのお味を試したくなるのが、人間の悲しい性。ヌワラエリヤにはそんな欲張りな旅人の心を満たしてくれるティーセンターがある。ここで試飲が出来る。ついでに言えば、近所の人へのお土産にも事欠かない場所。上質なセイロンティーにミルクやレモンを入れるのは勿体無い。是非その芳醇な香りを楽しみながら、ストレートで味わって欲しい。やみつきになる事間違いなし。
こんな事を綴っていたら、喉が渇いてきた。きっと自販機の紅茶ではこの渇きを潤す事は出来ないだろう・・・。
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