2009年12月19日 (土)

聖地ベナレス(インド)

Benarez2 先日米国の調査機関が発表したところによると、2025年にはインドが中国を抜いて世界一の人口を持つ国なるとの事であった。中国の出生率が下がっているのに対し、インドは未だ高い出生率を残している。中国では世界一の人口国でなくなる事を肯定的に捉える向きが多いようだが、インドではどうだろうか。今日はそんなインドの中でも有数の聖地であり、この国を代表する風景のひとつでもあるベナレスを紹介しよう。

ベナレスはインド北部、ガンジス河沿いに位置する人口300万人の大都市。歴史は紀元前にまで遡る古都だが、幾多もの戦乱を乗り越えて来た為、それ程古い遺物はあまり残っていない。この町の象徴はなんと言ってもガンジス河だろう。

Benarez4聖なる河として信仰を集めて来たガンジス河の中でもベナレスの辺りは最も知られている聖地であり、巡礼者が絶える事はない。特に朝はこの河で沐浴している巡礼者や地元の人が数多く見られる。赤っぽい建築も少なくないせいか、朝焼けを浴びるベナレスの美しさは筆舌に尽くしがたい。ツアーでは通常早朝ボートに乗ってガンジスに繰り出してこの風景を見るのだが早起きの甲斐があるのは間違いない。

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そしてベナレスは生者にとって聖地であるのと同時に死者にとっても大切な聖地である。死に至る時、ガンジス河畔で火葬の後に遺灰をガンジス河に流す事は死後の幸福に繋がるとされている故、それが実践されている例が多い。ベナレスには大きな火葬場が複数あるが、煙がほとんど絶えないという噂だ。ご存知の方も多いと思うが、一部の人は火葬に付さすにそのまま遺体を河に流す場合もある。インドの壮絶な死生観を垣間見る事ができる場所である。

余談だが、以前にインドに心酔している友人がここで沐浴に挑戦した事がある。結果は想像できるかもしれないが、帰国後1ヶ月下痢や熱が止まらなかったそうだ。インド人は不思議と免疫が出来ているが、きれい好きで衛生面では世界でも一、二を争う日本の人にはちょっと辛そうだ。旅行先としてのインドは好き嫌いが分かれる国だとも言われている。、そうであろう、前述の知人がその後何度かインドに行って免疫を作ったという風の噂を耳にした・・・。

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