ペルセポリス(イラン)
一昨日机でぼうっとしていたら、新しいイランのパンフレットが配られた。ペラペラめくっていたら、ちょっと変わったツアーを見つけた。ペルシャ帝国大周遊と9大世界遺産 22日間というツアーである。イラン一国で22日間もと私ですら考えてしまうのだが、文明のゆりかごであるオリエントの一方の雄であるだけに結構色んなみどころがあるのである。
そんな訳で今日はそのイランの中でも一番の目玉であるペルセポリスを紹介しよう。
ペルセポリスが建設されたのは紀元前6世紀。当時ペルシャを支配していたアケメネス朝の王ダレイオス一世によって建設された。この時代アケメネス朝ペルシャは、西はトルコとエーゲ海、東はインダス一帯まで勢力を持つ大国として君臨しており、当時既に大都市であった帝国内のバビロンやスーサに劣らない都として建設された。
その後、ギリシャとのペルシャ戦争や北方でのスキュタイとの戦争などで徐々に疲弊した帝国は紀元前4世紀に入ると、アレキサンドロス(アレキサンダー大王)率いるマケドニア軍の猛攻の前に敗れ、帝国は滅ぶ。ペルセポリスは帝国と運命を共にする事になった。アレキサンドロスはこの都市を徹底的に破壊して去った。以後、二千数百年の間に再生される事もなく、この都市は静かにそのままの姿で佇んでいる。
広大な敷地内には王宮、広場、墓地や住居跡が多数残されており、往時の栄華を髣髴させる。また、遺跡の中にはペルシャ帝国に朝貢する諸侯の姿が描かれたレリーフや古代エラム語の記録も残っており、強大なペルシャ帝国の在りし日の姿を明確に物語っている。歩きながらぞくぞくせずにはいられない。
ペルセポリスはイランのハイライトだが、ペルシャ帝国の栄華を偲ばせる史跡は他にも多数ある。この地はパルティア王国、サザン朝ペルシャ、そしてイスラム教の時代に入ってからも大いに栄えたので、見るべき物は多い。22日間でも足りないぐらいかもしれない・・・。
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