2010年2月11日 (木)

ヴェローナ(イタリア)

Verona_arena久しぶりに1996年版の「ロミオとジュリエット」を観た。公開当時はハリウッドな演出に辟易したものだが、改めて見ると記憶ほど悪くはなかった。そんな訳で今日はロミオとジュリエットの舞台であるイタリアのヴェローナを紹介しよう。

ヴェローナは、ミラノとヴェネツィアの間にある中規模の都市。人口は約30万人。古代ローマ時代以前からこの地には集落が出来ていたようで、ローマ時代にも北イタリアの中核都市であった。その名残りとして、かの有名なアレーナ(円形闘技場)が今も町のシンボルとして残っている。

Verona_2「ロミオとジュリエット」はイタリアに複数あった民間伝承の集大成として出来上がった作品をジェイクスピアがアレンジしたものなので、果たしてこの町にロミオとジュリエットが実在したかどうかは不明だが、現在のヴェローナにはそのものずばりであるジュリエットの家と呼ばれる建物がある。ご丁寧にジュリエットが「Oh Romeo,Romeo wherefore art thou Romeo(ロミオ、ロミオ、何故あなたはロミオなの)」の台詞を喋ったベランダもある。真偽の程はどうだろうか。まぁ、木偶の棒であろうと、信じる事が大事なのだろう・・・。ちなみに庭にはジュリエットの像もあり、胸に触ると幸せになれるとか?

Verona_arena2 今日のヴェローナの名を高めているものが、夏の音楽祭だ。とにかく舞台がいい。二千年前に建てられた町の象徴であるアレーナでオペラが催されるのだ。毎年いくつか演目があるが、必ず千秋楽で上演されるのがヴェルディの名作「アイーダ」だ。ヴェルディの生誕100年の年に試しにここで野外上演をやった時の演目が「アイーダ」であった事に由来する。エジプトを舞台にしたこの作品の舞台としてピラミッドやスフィンクスがアレーナの中に登場する事はあまりにも有名。毎年やっているだけあって、完成度も高い。日中の姿は右上の写真。

Verona_arena3 そして夜、実際に上演される時には左の写真のような姿になる。本場エジプトのギザでは、音と光のショーというスペクタクルが開かれるが、セットとは言え、ヴェローナの音楽祭の迫力には敵わないだろう。この演目の鑑賞券がプラチナチケットであるのも頷ける。

ひょっとしたらやった事があるかもしれないが個人的にはいつかここでオペラにもなっている「ロミオとジュリエット」を観てみたい。ヴェローナのアレーナはモンタギュー家とキャピュレット家の決闘の場に最適だろう・・・。

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