2010年3月11日 (木)

ミリタリー・タトゥー(英国/スコットランド)

Military_tattoo2 先日ロンドンに行って来た知人がバッキンガム宮殿の衛兵交代式を見逃した事をしきりに悔やんでいる話を聞かされた。ロンドンの近郊に1年ちょっと住みながら一度も衛兵交代式を見に行った事もなかった私にとってその悔やむ原因がイマイチ分からなかったが、落胆しているようなのでとりあえず「日はまた昇る」という迷言で慰めといた。

私が一度も衛兵交代式を見に行かなかった理由は、スコットランドのミリタリー・タトゥーを見たからだ。その時冗談がきついドイツ人の友人が、「これを見たらバッキンガムの茶番では満足出来なくなるだろう」と言っていた。それを間に受けた訳ではないが、なんとなく足が遠のいてしまったのかもしれない・・・。

さて、そのミリタリー・タトゥーとは一体どういうものなのだろうか。

Military_tattoo 英国北部のスコットランドが過ごしやすい気候になる毎年夏、世界有数の芸術祭であるエジンバラ・フェスティバルが開かれる。そのエジンバラ・フェスティバルの目玉の一つがこのミリタリー・タトゥーである。タトゥーと言うと刺青を想像する方もいるだろうが、ここでは軍楽隊の音楽を指して用いられている。

第一回は1950年に開催され、今年で60周年を迎えるイベントだ。ミリタリータトゥーの公式サイト(英語)には、色々な自慢があるので一部列挙してみると、

・現在は約3週間に渡って開催されているが、1989年以来催しのチケットは完売している。
・毎年21~22万人がこのイベントに駆けつけ、通算で約1200万人が見学している。その約半分が海外から来るそうだ。
・実会場とは別に、毎年約100万人がテレビでミリタリー・タトゥーを視聴している。
・2009年はチケットオフィスの売上だけで、6億円を越えたそうだ。

実際その迫力はすごかった。何よりいいのが、趣きあるエジンバラ城を背景にパレードが行われる事だ。会場は、実は普段エジンバラ城の駐車場なのだが、ミリタリー・タトゥーの開催中は世界の名劇場にも見劣らない最高のステージに変貌する。夏とは言え、夜は冷えてくるので少し厚着して観客席からゆっくり楽しむのがお勧めだ。

夏の英国は全国的にベストシーズンなので、ロンドンだけ行った方には英国再訪の旅の余興としていいと思う。落胆していた知人にもいい薬になるだろう・・・。

英国のツアーはこちら

|

ヨーロッパツアー」カテゴリの記事

お祭り見学ツアー」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。