2010年3月23日 (火)

トズール(チュニジア)

Tozeur3 首都チュニス、古代の伝説カルタゴ、青と白の町シディ・バ・サイド、イスラム教の聖地カイラワン、古都スースなどチュニジアはそれ程大きくない国ながら、結構みどころが多い。しかし、そのチュニジアにあって私が最も好きな町は、そう知名度も高くないトズールという町である。何故惹かれるのかと聞かれれば、こう応えるしかないだろう。「そこにトズールがあるから。」と・・・。

トズールは、チュニジアの中西部に位置する町で、サハラ砂漠の入り口にもあたる。古代よりオアシスとして行商たちの中継都市として栄え、歴史を通じてサハラを行きかう人の憩いの場となって来た。

チュニジアをしっかり旅をする方ならトズールは通らずにはいられないだろう。南方にはサハラでも最大の塩湖であるショット・エル・ジェリド(ジェリド湖)があり、西方には映画「イングリッシュ・ペイシェント」のロケ地ともなった渓谷が広がっている。現在は運休中(近い内に再開?)のようだが、名物の鉄道であるレザー・ルージュもある。また、「スターウォーズ」や「インディジョーンズの失われた聖櫃」も近郊で撮影されている。

Tozeur しかし、そんな周囲の観光ポイントに目を奪われて、トズールの町自体を見逃してしまう人もいるようだ。それでは勿体無い。私がトズールに惹かれる理由もこの町のメディナ(旧市街)の美しさにある。

トズールの旧市街は、この地域の特産である黄土色の日干し煉瓦でほとんどの建物が建てられている。この色がいい。門をくぐって旧市街に足を踏み入れると、その黄土色の煉瓦が作り出す別世界を味わう事が出来る。ここにはお土産物屋も車も新市街の喧騒もない。日中でも静けさが支配していて、人もあまり見かけないので廃墟のように感じるかもしれない。(実際にはもちろん住んでいる人もいる)

Tozeur2 ぶらり歩いてみると、本当に中世のオアシス都市に迷い込んだかのようで、そぞろ歩きが楽しい。中央アジアのウズベキスタンを思わせるイスラム建築もところどころにある。道はどこも狭く、そのおかげで日陰が多いので夏でも意外に快適に歩いていられる。迷路のようにその小道が入り組んでいるが、そこまで広くないのでどこかで外に出たら、ホテルが並ぶ新市街の方に戻る事はできるだろう。

新市街はホテルやお店が多いが、博物館の名にしては少々現代的なアトラクションである「ダール・シュライエット・ミュージアム」に立ち寄ってみても良いだろう。行くなら夜がお勧めである。アラブとディズニーランドが融合したような不思議な光景が目の前で広がるだろう。

Tozeur_oasis オアシスだけあって、トズールは町の至るところで椰子の木も見かける。椰子の実であるデーツはチュニジアの特産品の一つだが、特にトズール産のデーツは国内外で評価が高い。衛生的にそんな悪いという事はないので、もしおなかに自信があれば、食べてみて欲しい。(繊細な方や旅の疲労がたまっている方は遠慮した方がいいだろう。)

冒頭で触れたように、チュニジアには海岸線にみどころが多いが、折角行くのであれば、内陸のトズールにも足を伸ばしてみて欲しい。何故か?それはそこにトズールがあるからだ・・・。

チュニジアのツアーはこちら

|

アフリカツアー」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。