ローテンブルク(ドイツ)
ローテンブルクが本格的に町として成立するのは、12世紀から13世紀にかけての時期。周囲には様々な勢力が勃興しては消えたりしていたが、通商を通じて経済は比較的安定し、独立都市として一定の力を蓄えた。
その後町の象徴である聖ヤコブ教会や市庁舎、そして様々な市場も出るようになり、こじんまりながらも賑やかなローテンブルクが形成されていった。近代化の段階で第一線の都市の地位から退いたが、よく保存された中世の町並みには、既に19世紀から観光客が訪れていたという記録もある。
ローテンブルクを実際に訪れたら、あまり深く考えずにただのんびり歩くのが良い。町は東西に500m程度の大きさなので、誰でも歩ける。町の中心はマルクト広場(写真左上)。この一帯には、前述の市庁舎を始めとする市内の歴史ある建築が数多く並んでいる。また、周囲の通りにはドイツらしい建築が立ち並んでおり、雰囲気の良さそうな店も多い。もちろんBier halle(ビヤホール)もあるので、散策の合間にぶらっとビールを一杯やるのもいいだろう。観光地だけあって値段は少々高いが、夏の旨さは絶品。
時間があれば、塔に上るのも良いだろう。記事冒頭の写真のパノラマは目に焼き付けたい風景の一つだ。ツアーで行く場合は通常自由時間をある程度は取るので、頑張って上ってみよう。塔は有料だが、元は取れるはずだ。
ローテンブルクでは、歴史祭というお祭りも有名だ。かつて外敵の前に町が危機に晒された時、当時の市長が3リットルのワインを一気飲みして敵に認められ、町が救われた故事を記念して、現在では年に二度、5月と9月に開催されている。
最後は、その歴史祭の動画をどうぞ。年に二回もやっているお祭りなんて思うことなかれ。三回、四回やっていたとしてもその中世の時間と楽しい雰囲気に酔いしれてみたい。ワイン300ミリリットル程度で・・・。
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