2010年5月 6日 (木)

ハッサン二世モスク(カサブランカ/モロッコ)

Hassan_mosque 今日モロッコのツアーをアンケートを読んでいたら、印象に残った場所として、カサブランカのハッサン二世モスクを挙げているお客様が複数いた。モロッコと言えば、このブログでも紹介した大迷宮フェズジャマ・エル・フナ広場で有名なマラケシュ、或いはサハラの砂丘や土で作られた城塞都市カスバなどが一般的に知られているが、意外にこういうモスクも目を引くものだと思い知らされた。

カサブランカのハッサン二世モスクは、実は若い。1993年に完成したので、まだ出来てから20年も過ぎていない。しかし、そのインパクトは強烈である。まず、でかい。

手前に見えるミナレット(塔)は、210mの高さを誇る世界一高いミナレットだ。ちなみにモスクの規模では、サウジアラビアの二大聖地メッカとメディナに次ぐ3番目の大きさで、規模でも世界一を望んだ建設主の国王ハッサン二世が聖地に遠慮してこの規模に留めたという噂がある。ちなみにミナレットと言えば、アザーン(イスラム教の祈り)を読み上げる人が自分の足で上って行く事で知られるが、ここのミナレットには高速エレベーターが付いているので心配もない。

Hassan_mosque_interior内部もまた壮観だ。常時25,000もの礼拝者を収容できる主礼拝堂は、どこかの高級ホテルのロビーと見紛う程にいつもピカピカ。床もガラス張り、シャンデリアもイタリアから輸入し、デザインはジブラルタル海峡を挟んだグラナダのアルハンブラ宮殿の影響を感じさせる。

実はこのハッサン二世モスクは、敷地の半分以上が海の上に作られている。これは「主の玉座は水の上にある」というコーランの一節にちなんでハッサン二世がそのように作らせた。よって主礼拝堂のガラス張りの床の下に海が見える一帯もある。

Hassan_mosque_hamam ハッサン二世モスク内には巡礼者用の宿泊施設やハマム(浴場)もある。右がモスク内ハマムの写真だが、どうだろうか。これもまるで高級ホテルのプールのようだ。

ちなみにモロッコは比較的寛容な宗教政策を取っているが、非イスラム教徒が入場できるモスクは国内でもここともう一か所だけ。実は中に入れるのも貴重な機会なのだ。

この壮大なモスク建設には国民の血税が多分に投入されている事は間違いないので、今でもその是非を問う声も一部にはあるようだがどうだろうか。モロッコには幸い仕分け人なる者はいないようだ・・・。

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