2010年6月 1日 (火)

ローマ添乗徒然~その4~

San_pietro 特殊なツアーだった故に添乗徒然も趣向が異なってしまったが、今回で最終回にしておく。今回のツアーでは純粋なヴァチカンとサンピエトロ寺院の観光も入っていたのだが、これまで何度か訪れた中で最も人が多かったような気がする。目玉であるシスティーナ礼拝堂も満員御礼で熱気が篭っているゆえにフレスコの保存状態を心配してしまう程。サン・ピエトロもまた然りで、きっと苦労してこの聖堂を建てたルネサンス期の先駆者達も500年後にこれだけの人に訪れてもらえれば天の上で微笑んでいるだろう。

Vatican_grotesque_2 英語ガイドしかいなくて通訳に勤しまなければならない地方では、観光中添乗員もおおわらわである。しかし、ローマには日本語を話すガイドがいるので、混雑のヴァチカンでお客様を見失わないようにしなければならないという責務はあるものの、ガイディングは任せられるので、添乗員は普段よりは多少は余裕がある。そんな中私も業務の傍ら作品を覗いていたのだが、今回の第一目的はヴァチカン博物館内のグロテスク装飾をチェックする事であった。入館して間もなく、それに出会えた。グロテスク装飾に関しては以前の記事で紹介したが、やはりヴァチカン博物館内でも随所で見られた。古代ローマのそれよりやや華美な印象だが、個人的にこの文様には心を奪われてしまう・・・。さ、仕事、仕事。

Carbonara 今回のツアー中最も印象に残った食事がこの後にやってくる。行った先はツアーでもよく利用する「グロッタ・アズーラ」というカブール広場裏手のレストランであったのだが、ここのカルボナーラは思わず舌鼓を打つ味わいであった。リガトーニという大型のマカロニのような麺に合えたカルボナーラソースとベーコンのハーモニーが絶品!しかし、安心してはいけない。味覚が鈍い私がうまいと思って食べていても、お客様がそうでない表情を見せていた事を今までも何度か経験してきたからだ。しかし、ドキドキしながら振り返った私は多くのお客様の笑顔を見つける事が出来た。ほっと一息つく。

その後半日の自由時間をこなした。短期間でも多くの物をご覧になりたいというお客様が多かったので、いつもよりアクティブに色々な場所に行ってしまった。当日や帰国後のアンケートでも評価して頂けたが、結果お客様の疲れを増させてしまった部分もあるだろうから、もう少しセーブ出来れば良かったかなと少々反省。

何はともあれ、無事にツアーは終わった。成田に到着して、荷物受取エリアにてお客様と笑顔で別れの挨拶を交わす。多くの方が満足した顔(そう思いたいからか・・・)で挨拶を交わしていった。決して楽ではないが、こういう挨拶があるからまた頑張れるのだ。

最後のお客様を見届けてから、自分の荷物を取って外に出る。向かう所は一つ。ラーメン屋だ。単なるラーメン、されどラーメン。これがあるからまた頑張れるのだ・・・。

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