ケコワ島(トルコ)
ユーラシア旅行社の中では、時々変な旅のカテゴリーが出来たりする。それも様々な国において深部まで味わうツアーを企画しているからなのだが、その一例としてトルコがある。一般の方にとってはトルコはイスタンブールやカッパドキアに行ければそれで終りという場合も少なくないのだろう。しかし、ユ社のパンフレットを開くと、一般的なみどころを巡る「トルコ物語15日間」に加え、「東トルコ物語15日間」、さらに2年前ぐらいから「南トルコ物語13日間」まで登場した。いずれのツアーもほとんど内容は重なっていないのだから、実際にトルコを見切るのに計43日間要する計算である。果たしてトルコに一ヶ月強滞在して見る物はあるのか?
答えは「YES」である。西トルコは既に著名であり、以前に東トルコのアララット山やネムルート山を紹介したので、今回は南トルコのハイライトの一つ、ケコワ島を紹介しよう。まずは地図をどうぞ。
ケコワ島は、トルコ南部地中海に浮かぶ小さな島。その歴史は非常に古く、南トルコ一帯で栄えたリキア文明に遡る。リキア人達は、南トルコ沿岸部にクサントスを中心にケコワを含む複数の都市を築いた。それぞれの都市は自治していたが、固い同盟のもとにお互いに結ばれ、約千年に渡って栄え続けた。しかし、紀元後2世紀にこの一帯で大きな地震が起き、特にケコワは大きな被害を受け、一部は海に沈んだ。
現在のケコワ島には、船で渡る事になる。この辺りは地中海も美しいので単純なクルーズとしても楽しめる。風も気持ちいい。
ケコワ島の遺跡は、今でも海底に沈んでいる部分があるが、海が透き通るような青さなので、海底の都市跡も見てとる事ができる稀有な遺跡だ。中には石棺が海の上にひょいと顔を覗かせている箇所もある。結構長い距離に渡って海中の遺跡が広がる。アメリカ合衆国憲法の基礎にもなったとも言われる独自の共和制のもと栄えたリキア文明の足跡が海底に広がっている様は実に壮観だ。
ちなみにケコワ島の対岸には、シメナの町がある。ケコワの都市遺跡はかつてこのシメナの町から島まで続いていたのだ。現在のシメナの町は地中海リゾートの町でなかなかしゃれている。
ケコワ島は南トルコのハイライトのひとつで、他にも結構みどころがあるが、それはまた機会があれば。間違っても「北トルコ物語」なるツアーが登場する事はないと思うので、「西トルコ」「東トルコ」に行ったら、是非「南トルコ」でトルコ制覇でも・・・。
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