2010年9月24日 (金)

ヴァレッタのクリスマス(マルタ)

Valetta_illumination 日本で過ごしていると、クリスマスは25日がピークで、26日になると町からクリスマス飾りが一斉に取り払われ、一気に正月ムードになる。だからいつの間にか世界中がそうだと思ってしまいがちだが、キリスト教の国では、むしろ25日から始まる十二夜(1月6日まで)がクリスマスのクライマックスである。だからこそそのイブの24日にはある種の気分の高まりがあるのだろう。年末年始と言えばクリスマスなのである。

3年前の黎明期に今では恥ずかしい起承転結と謳ったタイトルでオーベルンドルフ(オーストリア)の紹介をしたが、こういう特別な場所で味わうクリスマスは格別。しかし、

Valetta_daytime それ以外の場所で味わってもそれなりに良い物。ドイツ各地のクリスマス市はよく知られているが、他の国もどうしてなかなかである。今日はその中からマルタ島を紹介しよう。

マルタ島の首都は世界遺産にも登録されている城塞都市ヴァレッタ。そのヴァレッタの真ん中を貫く目抜き通りがリパブリック通り。左右にはバロックの重厚な建築が連なり、1階部分にはお店、カフェやレストランが並んでいる。

Valetta_illumination2010 アドヴェント(待降節)が始まる頃から1月6日頃まで、このリパブリック通りに鮮やかなイルミネーションが施される。右の写真は2009年末に撮影された物だが、リパブリック通りはほぼ直線なので見事にイルミネーションが連なって見える。バロック建築とイルミネーションの相性も悪くない。

Valetta_illumination2009 左の写真は2008年末の風景だが、こちらは緑が基調。前年とそう変わらない装飾の年もあるようだが、デザインは基本的に一年毎に見直しをしているらしい。

Valetta_cthedral イルミネーションの時期は、ヴァレッタの大聖堂をはじめ、プレゼピオ(クリスマス人形)も各地の教会で見られる。冬は日が短くなるが、こうした幻想的な風景があれば夜も十分楽しめるだろう・・・。

マルタ島の旅はこちら

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