ハイエナの物語~エピローグ~
ハイエナと言えば、一般的にはどちらかというと他の動物の餌の残骸を食べる、或いは奪って自分では狩りをしないという負のイメージが先行するのかもしれない。実際そのような習性はあるのだが、自分でも狩りはする。また、他の動物の餌を奪うという習性は、弱肉強食のサバンナにおいては珍しい光景ではない。また、外見もライオンやヒョウのように正直見栄えしないのでサバンナでの人気も低いが、人と同じように動物も外見で判断してはいけない。
ここが一番意外と言われる事もあるが、ハイエナは地中に掘った巣で暮らしている。いくつかの家族が集った群れで複数の穴に暮らすのが一般的だ。これはもちろん力でもスピードでも叶わない外的に対する備えである。雌が強く、雄は従属的で群れのリーダーも狩りも雌が行う事が多い。顎が非常に強く、他の動物が残した残骸の骨を食べる事が出来る。私自身は聞いた事はないが、吠える声もある種人間のようで特徴的らしい。
狩りも群れで行い、シマウマ、ヌー、ガゼルなどを襲う。力がないので数に物を言わせた持久戦に持込む事が多いようだ。その苦労して捕った餌をライオンに横取りされる事も少なくないらしいが、連帯意識が強いので仲間が餌を奪われると続々と集結して20~30匹単位でライオンと奪われた餌を取り囲み、唸ったり、吠えたりして餌を取り戻すことに成功できる場合もある。ただ、一桁程度のハイエナでは、ライオンは相手にせずゆっくりと奪った獲物を平らげるので結果として残骸のみにしか預かれない場合がある。
次回は花田さんの原案と写真をもとに、アンボセリ国立公園(ケニア)のハイエナの物語を紹介。お楽しみに・・・
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