2010年11月22日 (月)

世界最大の花、ラフレシア・アーノルディ(ボルネオ)

Rafflesia1 今年の7月に東京の小石川植物園で世界最大の花とも言われるショクダイオオコンニャクの開花が話題を呼び、当日多くの人が植物園に押し寄せたにも関わらず、入場規制の結果見られなかった人も結構出たようだ。しかしショクダイオオコンニャクの花(のように見える物)は正確には「花序」と呼ばれ、実は小さな花の複合体なのである。今日は本当の世界最大の花であるラフレシア・アーノルディを紹介したい。

ラフレシアにはいくつか種類があるが、世界最大の花を咲かせるのは前述のラフレシア・アーノルディという種で、スマトラ島やボルネオ島の一部のみで見られる。

Rafflesia2 そのスマトラやボルネオの中でも丘陵や山岳地帯の方が見られる可能性が高いようだ。ラフレシア・アーノルディの花の大きさは、大きいもので直径1mにも及ぶ。小さな物でも数十cmある。赤道に近くて四季に乏しいせいか、開花は特に時期に関係なく、一年中咲く時は咲くそうだ。ただ、開花時間は短く、2~7日程度しか開花しないので花を見るのはなかなか稀少な体験と言えるだろう。

Rafflesia3 ラフレシア・アーノルディの花その物は、正直言うと見惚れる類の花ではない。花弁にはあまり美しくないいぼいぼがあり、色も鮮やかではない。そして何と言っても印象に残るのは恐らくその臭いだろう。結構きつい腐臭を出しているのだ。この腐臭は、受粉の媒介となるハエをおびき寄せる為の物。なかなか薫り高いらしいが、事前に身構えて行くせいか、ジャングルの中では実際にはそれ程気にならないかもしれない。

Rafflesia4 さて、肝心のラフレシア・アーノルディの開花をどうやって見るべきか。個体数もそれ程多いという訳でもなく、開花期間も限られている。場所もジャングルの中なので素人には見つけるべくもないのだが、当社のツアーでもそこそこの確率で見られる。それは現地の人が見つけてくれるからだ。ボルネオまで行ってこの花を見たいという需要は結構あるので、事前に花探しをして通りがかった観光客に有料で見せる事を生業としている現地の人がいる。こういうビジネスもどうかと思う部分もあるが、その甲斐あって稀少な体験が出来るなら前向きに考えて良いだろう。入場規制で見られないなんて事もないだろうし・・・。

ボルネオの旅はこちら

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