2010年11月21日 (日)

サグラダ・ファミリア(バルセロナ/スペイン)

Sdfamilia2 先日ぶらりと押上へ出かけた。普段東京の北東部には縁がないのだが、日々少しづつ背が伸びて行く東京スカイツリーを一度見ようと思ってやってきた。驚いたのはかなりの人がこの未完成のツリー目当てで来ていた事だ。話を聞いているとリピーターも少なくないようで、スカイツリーの成長を記録(写真)している人も結構いた。確かに来る度に着実に伸びるのだろう。

さて、海外にも似たような名所がある。ご存知バルセロナのサグラダ・ファミリア教会だ。ただ、ここは何度通っても果たして前回と変わっているのかが目に見てとる事は難しいだろう。現在まだ全計画の半ば過ぎぐらいと言われているが、ここまで辿り着くのに既に129年要しているから・・・。

Sdfamilia1 そんなバルセロナのサグラダ・ファミリア教会で今月上旬、ローマ教皇ベネディクト16世が献堂式を行った。献堂式とは、教会を正式な祈りの場としてヴァチカンが認定する儀式だ。つまり、これまでサグラダ・ファミリア教会は正式な祈りの場ではなかったのだ。

サクラダ・ファミリア教会の建設に着工したのが1882年。当初工事を監督していた建築家ビリャールが1年も持たずに辞任し、そこで登場したのがアントニオ・ガウディであった。様々な実験を繰り返し、サグラダ・ファミリアの完成図を描いたガウディは残念ながら全体の設計図を残さずに1926年に交通事故で亡くなってしまったので、以後の工事を引き継ぐ者の作業は難航した。それでもガウディの残した物の端々から断片を集め、なんとか130年かけて今の姿まで至った。そしてこの建物は今年やっと公式的な祈りの場となったのだ。別に政治的な理由があった訳ではなく、ただ単にあまりにも壮大な建築プロセス故に献堂までにこれだけの時間がかかってしまったのだ。

Sdfamilia5 外部の壮麗な姿は今ではもうバルセロナの象徴であり、ガウディ建築の代表作として世界中に知られているが、実際は内部も見事である。広大な礼拝空間に注ぐステンドグラスの光、ガウディらしい柱の羅列・・・。近づいてみないと分からないが、ファサード(前面壁)の彫刻もなかなか見事である。

Sdfamilia3 2026年がガウディの没後100周年に当たるので、サクラダ・ファミリアも16年後の完成を目指して急ピッチで工事を進めている。しかし、本当にぎりぎりのラインのようだ。頑張って欲しい。スカイツリーの途中経過も気になるところだが、世紀を超えたガウディの大プロジェクト、完成前に見ても損はないだろう・・・。

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