2011年4月30日 (土)

屋久島の縄文杉(鹿児島県)

Yakushima_jomonsugi昨年屋久島からニュージーランド北島の森に渡って活躍中の岡田愛さんと何度か打ち合わせし、屋久島の事が懐かしく思い出された。ちょうど1年前に当社で実施した日本の世界遺産人気投票でも屋久島は抜けた1位であったが、日本人としては一度は行っておきたい場所。今日はその屋久島を紹介したい。

何故これ程縄文杉(と屋久島)はこれ程人を惹きつけ続けるのだろうか。長い樹齢や風格ある佇まい、或いは木や森に対する信仰など様々な理由があるが、先日エンジェルフォールの記事にも書いた通り、そこに至るまでの過程が容易でない事が出会えた時の感動を増してくれる事もあると思う。、縄文杉までの往復10時間は決して楽ではないが、この縄文杉へ続く道自体も屋久島の見逃せないポイントの一つである。

Yakushima_bridge 屋久島観光は通常夜明け頃から始まる。荒川登山口まで車で移動し、そこからいよいよ片道約11km、高低差700mを上る縄文杉までの道が始まる。本格登山程の装備は必要ないが、足首まで覆うぐらいの登山靴、リュック、防寒にも使える合羽、軍手、水筒など一定の装備は必要だ。

荒川登山口から最初の8.1kmはかつて伐採した木を港に運んでいたトロッコ線路の跡を歩くことになる。よって割合平坦で登山と身構えた人には歩き易いと感じられるだろう。ところどころには左の写真のような橋がある。以前は手すりがない橋が多く、高所恐怖症の私には橋が一番の難所だった記憶があるが、手すりがちゃんと増えたらしい。ありがたい事だ。

Yakushima_wilson かつて林業の村として賑わった小杉谷の集落跡を通過する辺りから線路の間に板が置かれ、往路はすいすい進めるだろう。登山口から線路の終点までは途中物見もしつつ、約3時間ぐらいだろうか。線路の終点から「大株歩道」という道に入るのだが、到底歩道のようには歩けない道で、手も使いつつ進まないと行けない。ここからが難所だ。傾斜もきつくなる。しかし、山奥まで来たこの辺りから沿道のみどころも増え、縄文杉まで後少しという目標が背中を押してくれるかもしれない。

Yakushima_dear

数千年の時をまたいで三代の杉が重なる三代杉、残念ながら昨年倒れてしまって株の部分のみになってしまった翁杉、巨大なウィルソン株や大王杉などを眺めながら上っていく。カメラの宣伝で話題になったヤクジカやヤクザルもひょっとしたら見られるかもしれない。どちらも人間への警戒心はどちらかと言えば薄い方なので落ち着いてカメラを向ければ写真を撮れる可能性も高いはず。

Yakushima_jomonsugiそして厳かな雰囲気をまとう一際太い幹を持つ木が見えてきたら、それが縄文杉だ。スタートから4~5時間後の到着。楽ではなかった道のりもこの神木を見上げれば報われるというもの。

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