2011年4月26日 (火)

エンジェル・フォールへの道(ベネズエラ・ギアナ高地)

Angelfall7 東京スカイツリーの完成が近付いて来ている。来春予定のオープンもそう遠くない話だ。東京の色々なところからその姿を確認できる。電波塔としては世界一の高さであり、来春の開業時点では世界で2番目の高さを誇る建築物となる(アラビア半島の建設ブームによって、すぐ抜かれそうだが・・・)。それでも高さ634mはやはり際立って高く、過日下から見上げた時は圧倒されるようだった。しかし、この時頭をよぎったのはこの約1.5倍の高さを誇る自然が創り出した滝、ベネズエラのエンジェルフォールだ。

スカイツリーの頂上から水が注ぐだけでも圧巻だが、その更に1.5倍の高さの地点から注いでいるのである。ちなみにエンジェル・フォールはあまりに高過ぎる為、水は地上に辿り着く前に大気に溶け込み、雨のように地表の広い範囲に注ぎ、滝壺らしきものはない。

さて、今日紹介したいのはエンジェル・フォールその物ではなく、エンジェル・フォールへの道だ。過日ペトラの記事でも触れたが、個人的にはハイライトもさる事ながらハイライトに至るまでの道こそ最も気持ちが高揚する時間だ。それが困難であればある程到達した時の感動もまた増す。エンジェル・フォールへの道は正にそういう道だ。

Angelfall2 エンジェル・フォールへの起点となる飛行機でしか辿り着けない陸の孤島カナイマの町。エンジェル・フォールに行く日は、夜明け前から始動し、まずはカラオ川の乗船ポイントから上流へ向けて出航。エンジェル・フォール一帯は太古のゴンドワナ大陸時代も地殻変動の中心であり、移動した他の陸地と一線を画す独自の風景が広がる。恐竜が歩いてそうな原始的なサバンナ、卓状の山である多数のテプイと呼ばれるテーブルマウンテンなどが夜明けの光に浮かびあがって幻想的だ。

Angelfall3 カラオ川を15分ぐらい遡るとマユパの急流に差し掛かる。ここはボートで進むのは危険なのでマユパ島をトラクターに乗って陸路渡る。そして再びボートへ。

Angelfall4_2 その後しばらくカラオ川を引続き上り続ける。太陽は徐々に上り、遠方に見えるテプイの姿がよりはっきり認識できるようになる。テプイの中でも最大のものは地元の言葉で「悪魔の山」と呼ばれるアウヤンテプイ。目指すエンジェルフォールもこのアウヤンテプイの懐にある。

途中オルキデア島という場所でチュルン川という支流がカラオ川に流れ込んでいる。ここでチュルン川に入ってさらにアウヤンテプイに接近する(水量が十分でない時はオルティジア島止まり。)

Angelfall6 チュルン川に入ると川幅が狭くなり、いよいよ目的地が近付いてきた事を実感せずにはいられない。水量が少ない箇所に差し掛かると、場合によっては陸に上がって少し歩く場合もあるが、それも探検気分を高めてくれる。両岸の鬱蒼としたジャングルは昼でも暗く、いつ野生動物が飛び出してきてもおかしくない雰囲気が漂う。

Angelfall5_2 そうしてしばらく航行していると開けている一帯に出るが、その向こうに目的のエンジェルフォールが顔を覗かせている。昔の映像なので画質がやや粗いが、写真よりも映像の方がイメージしやすいと思うので、ご覧になってみて下さい。

ちなみに冒頭の写真にあるエンジェル・フォールの真下にある展望台に行くにはこの先にあるラトンシート島到着後、約40分(個人差あり)の少しきつめの上りがあるが、もうエンジェル・フォールはすぐそこなので、そこまで行ったらきっと頑張れるだろう。スカイツリー1.5個分の高さから注ぐ滝の迫力は言葉に尽くし難い・・・。

ベネズエラ・ギアナ高地の旅はこちら

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