2011年5月28日 (土)

マルタ島のちょっと変わった風景

Malta_luz2011 地中海のほぼ中央に浮かぶマルタ島。ヨーロッパからもアフリカからも近い場所に位置し、歴史を通じて東西南北の文化が流入して来た。今日はちょっと肩の力を抜いてそんなマルタで見かけた少し変わった風景をご紹介したい。

1.マルタの船には目がある?
右上の写真は、ルツと呼ばれるマルタの小さな漁船である。冷戦にピリオドを打ったマルタ会談が開かれた東部のマルサシュロック湾にはルツがたくさん浮かんでいる。

そのルツの特徴は、舳先に目が描かれている事。この目は漁師たちのお守りで、歴史は二千年以上に及ぶという代物。(詳しくは、「メドゥーサ、呪われた女神」~邪眼、EVIL EYE~」をご覧下さい。)

Malta_bus2011 2.マルタのバスは、猫バスである?
マルタ島の中心ヴァレッタの門の手前に大きなバスロータリーが広がる。近年新型のバスも増えてきているが、その中に混じってあの名作アニメに登場する猫バスに似たバスが走り込んで来る。マルタのバスは国や企業が所有しているのではなく、基本的にバスの運転手が個人で所有。だからバスの購入も整備も個人に任されている。その為か、バスはドアが一つしかない猫バスタイプで車種もほとんどがもう先進国では見られない古いタイプがほとんど。国が海外から中古バスをまとめて仕入れて運転手に卸しているからだ。

ちなみに路線やバスの色は国が指定していて、それぞれの運転手を一定の期間ごとに色々な路線を運行している。一つの路線に運転手を固定しないのは、公平感を保つためだとか。運転手達は公共バスとして走るだけでなく、学校の送迎バス、観光客の運送バスも兼務している事が多く、結構忙しいのだ。

Malta_falcon 3.マルタの鷹は実在する?
「マルタの鷹」と言えば、ハードボイルド探偵小説の先駆けとなったダシール・ハメットの小説をご存知の方は多いだろう。探偵らが莫大な値のつく宝物であるマルタの鷹の置物を追うという小説で、アガサ・クリスティばかりを読んでいた子供の頃の私にとっては鮮烈な印象を残した作品だ。そのマルタ島で見かけた鷹の写真。小説とは全く関係ないのだが、マルタの鷹だと高揚してしまう私・・・。

Malta_pig 4.マルタでは、豚はお頭に限る?
マルタ島のヴァレッタ東部には市民の台所である大きな市場がある。よくあるヨーロッパの市場とそう雰囲気は変わらないが、お肉のコーナーで見かけたちょっと不気味な写真がこちら。

日本では基本的に豚肉は薄切りで売られているが、マルタでは基本的に豚そのままの姿で売られています。薄切りが必要な場合には、個別にオーダーして、その場で切ってもらう必要がある。スペインのセゴビア名物子豚の丸焼きは問題なかったが、さすがにこの大きさだとちょっとためらう。ガイドさん曰く、特別な時に食べる人もいるそうだ。マルタ版鯛のお頭というところだろうか。その特別な席に招待されない事を願いたい・・・。

以上、王道の観光とは離れたマルタのちょっと変わった風景の中からいくつかをご紹介した。もちろんもっと色々あるのだが、一度訪れてみて下さいね。

マルタの旅はこちら

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