2011年5月20日 (金)

ザクセンのスイス(ドイツ)

Sachsen1 右の写真は中国南部の幽玄なる奇峰が並ぶ世界遺産の張家界・・・ではなく、実はドイツ東部に位置する表題の「ザクセンのスイス」と呼ばれる場所の風景だ。ドイツにこんな風景が広がるところがあるの?と驚かれる方もいるかもしれないが、確かに一般的なドイツの旅行ではあまり立ち寄らないので日本での知名度はあまり高くない。今日はそんなドイツの穴場、ザクセンのスイスを紹介しよう。


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Sachsen2 ザクセンのスイスはドイツ東部の古都ドレスデンの南東、チェコとの国境地帯に位置する。この一帯にはかつて南アフリカで見られるような卓状のテーブルマウンテンがあったが、地殻変動とその後の雨と水の浸食によって柔らかい砂岩が削られ、今日のような奇岩が林立する風景が形成された。

「ザクセンのスイス」という名は、18世紀末にこの地(ザクセン地方)にやってきた二人のスイス人芸術家が故郷のような景色だと感嘆したセリフに由来するという。世界ではここ以外にも「○○のスイス」という通称を謳う場所はあるが、ザクセンのスイスは通称でなく、地名なのである。

Sachsen3 一帯は国立公園にもなっていて、様々なハイキングルートが整備されている。初心者で歩きやすい道もあり、気軽にハイキングを楽しむ事が出来る。ちなみにここはロッククライマーの聖地でもあり、行くと岩壁をよじのぼる彼らの姿を見かける事があるかもしれない。緑麗しい初夏の時期(写真左上)に行ってもいいし、秋の紅葉(写真右上)もまた見事である。

Sachsen4 ザクセンのスイスはなかなか初めてのドイツの旅で訪れる事は多くないだろうが、ヨーロッパを代表する自然景勝の一つであり、19世紀以来数多くの観光客がこの地に足を運んで来た。ドイツの町や村ももちろん魅力だが、こうした自然も楽しむ事でドイツの旅もより味わい深いものになるだろう・・・。

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