ブラックスワンと黒鳥の湖モンガー湖(西オーストラリア)
くちばしは赤く、成長すると体長110~140cmまで成長する。白鳥との差はその色だけではなく、首の長さにもある。白鳥科の中で最も首が長い種である。オーストラリア国内の広い地域に生息しているが、特に西オーストラリアで多く見られる。西オーストラリアの州鳥であると共に、州内の町の紋章にもよく登場する。
専ら草食で渡り鳥ではないが、気分によってたまに移動する事があるらしい。雄と雌のカップルが交わって卵を産み、家族で子供を育てるのが一般的だが、約3割の同性カップルも存在するらしい。この場合、雌が卵を守る巣を奪って雄同士で育てるらしい。事実は映画よりも奇なり・・・。
気ままに暮らすブラックスワンがよく見られる湖がパース郊外のモンガー湖である。ここは右の写真のように、湖越しにパースの町を眺める事も出来る。モンガー湖には一年を通してブラックスワンが滞在している事が多く、見られるチャンスも高い。子供や巣に近付くと攻撃的になる場合があるが、基本的には愛らしい鳥である。パースに行ったらモンガー湖には是非足を運んでみて下さい。チャイコフスキーの「白鳥の湖」では悪役である(映画も?)ブラックスワンも地元では人気者。「黒鳥の湖」モンガー湖の立派な主役である・・・。
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