【共通テーマデー】夏の思い出~アマゾンの夏~
マナウスの一帯は緯度が南緯3度でほぼ赤道上にあるようなものなので、気温は一年を通じて大きな変化はない。雨季と乾季があって、年の前半(1~6月頃)が雨季、後半(7~12月頃)が乾季に分類される。雨季はかなりの降雨があるが、短時間に集中的に降るスコールが多いので一日中雨が降っている日本の梅雨よりはひょっとしたら快適かもしれない。気温も30度前後だ。但し、この時期の湿度は驚愕の80~90%だ。日本の夏の倍近い・・・。
そんな蒸し暑いアマゾン中流域に私が降り立ったのは10年前の8月であった。この時期は乾季にあたるので、雨季に比べれば湿度は落ちるのだが、それでもなんと75%程度。到着前は少々憂鬱な気分でもあったが、覚悟が出来ている為か、到着してみると意外に耐えられる。
マナウスからはボートに乗って約2時間上流にあるジャングルの中のロッジへ。アマゾンのジャングルロッジはいくつかあるが、だいたい沿岸のジャングルの中に地表から杭で持ち上げられたデッキの上に位置する。(これは増水期の水没を避ける為)
周りにあるのは自然の声だけ。時々動物の奇声が遠くに聞こえる。ロッジではピラニア釣り(釣れるかどうかは腕よりも運に左右されると信じている)、ジャングルウォークや夜のワニ狩りなどのアクティビティを楽しむ。虫刺され予防という事もあって長袖を着るのだが、シャツがじんわりと肌に吸い付いてくる。しかし、何とかなるもので、むしろこれこそジャングルの気候だと、盛り上がる事も。
日本に帰国したのは、最高気温35度、湿度40%ぐらいだったと記憶する8月下旬のある快晴の日。その夏、蒸し暑かったはずの日本もからっと感じるようになったのはアマゾンの耐性を身に付けたからだろうか・・・。
【共通テーマデー「夏の思い出」】
〔添乗見聞録編〕~モルディブ~
〔倶楽部ユーラシア編〕~アマゾンの夏~
〔ぶらり秘境探検隊編〕~プリンス・エドワード島~
〔ろまねすく通信編〕~クック諸島~
〔船の旅便り編〕~発掘現場~
〔パゴタの国からミンガラバー編〕~ノルウェー~
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