2011年8月27日 (土)

オリンポス山(ギリシャ)

Olympus1 先日イタリアのドロミテ山中で我々の隣でピクニックしていたドイツ人に写真を頼まれた。カメラを構えた所で表情が硬いドイツ人たちに周囲の参加者の方々から「にこっと笑って」と日本語でつぶやきが漏れ始めたのだが、何故か「オリンパス」とドイツ人達が微笑を浮かべて「はい、チーズ。」どうやら彼らはカメラのメーカーを指して我々がニコンと言っていると思い、「オリンパスだよ。」と答えていたというのが真相。

そのオリンパスという日本のメーカーの社名の由来はギリシャの最高峰オリンポス山(2917m)。今日はその名峰について紹介したい。

Olympus2 オリンポス山はギリシャ中部、マケドニア地方とテッサリア地方の境界に位置する。奇岩地帯に修道院が聳えるギリシャの聖地メテオラからも程近い位置に聳える。

ギリシャ神話では、ギリシャの神々が巨人族と戦って勝利した後にこの山に居を構えるようになったと言われている。俗にいうオリンポスの十二神である。様々な神話にこの聖なる山は登場し、ギリシャ神話が息づくヨーロッパの広範な領域でその名は知られている。

Olympus3実際のオリンポス山は左上や右の写真のように雲に隠れていたりする事も少なくなく、山頂付近で稲光が見られる事もあるという。雷を司る全能の神ゼウスの住処らしい光景だ。この山の姿を拝むには、北方からはディオンの古代遺跡(冒頭の写真)、東方からはリトホロという町(右上の写真)に行くと晴れている日には見られる。ただ個人的には晴れていない方がこの山らしい神々しさを感じる事が出来る気がする。

オリンポス山一帯は国立公園にも指定されていて、高山植物の固有種も少なくなく、夏にはハイキングを楽しむヨーロッパ人も多い。ドイツ人達がニコンでなくオリンパスだったのもこの山の存在感故かもしれない。山に住まう八百万の神々を信仰する慣習は日本でも馴染み深い・・・。

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