2011年9月 5日 (月)

オフリド(マケドニア)

Ofrid 先日当社の25周年記念特別企画ツアーを発表した。その中でフランス、イタリアやチェコなど比較的ポピュラーな渡航先に交じって一際話題になっている国がある。アルバニアとマケドニアだ。日本ではどちらかと言えば馴染みが薄い両国だが、それぞれに独自の味わいがある国である。

今日はその内、マケドニアの人気観光地の一つであるオフリドを紹介したい。

Ofrid2 オフリドはマケドニア南西部、マケドニアとの国境にもなっている町と同名のオフリド湖北岸に位置する町。オフリド湖の北岸には古代ローマ時代にイタリア半島とビザンティウム(現イスタンブール)を結んだエグナティア街道が通っており、二千年前から町が形成されていた。ポンペイウスと共和政派を追うカエサル、そのカエサルを暗殺したカシウスとブルータスらを追うアウグストゥスとアントニウスもここを通過した。ひょっとした泊まったかもしれない。それだけ歴史のある場所だ。

Ofrid3 オフリドの一つの象徴的な風景が左上の湖畔にたつ聖ヨハネ・カネヨ教会だ。小さな教会だが、湖畔に向いた丘に佇むその姿は何とも絵になる。近くにはオフリド一帯を見渡す事が出来るサミュエル要塞もある。ここの眺めもなかなかいい。

さて、オフリドの町はと言えば、素朴なマケドニアに似合わず(と言ったら失礼だが)、結構洗練された湖畔リゾートのよう。目抜き通りは西ヨーロッパの商店街とそう変わらぬ姿を見せ、お洒落なカフェやレストランも少なくない。しかし、一歩中心通りを外れると、中世が薫る私の大好きな迷路のような小路もあり、ぶらっと散策するのが楽しい。所々にはビザンチン様式の影響を残す古い教会もあり、ぶらっと入ってみると鮮やかな装飾にいきなりする。中でも聖クレメント教会(及びに隣接するイコン博物館)は見逃せない。

Ofrid5オフリドには一通りの物が売られているが、ここで注目したいのが木彫り細工だ。教会のイコノスタシス(正教会に属する教会の礼拝堂と祭壇部分を分かつイコンで飾られた仕切り壁)にも多用されているマケドニアの木彫り技術はバルカン半島一帯(地元の人によれば世界)でも有数の技術の高さを誇るという評判があり、お土産としても人気がある。町の随所には工房も見つけられるだろう。

Ofrid4料理はトルコやバルカン半島の周辺国の影響が強いが、オフリドに来たら食べたいのがオフリド湖のマス。澄んだ湖に生息するマスの味は、結構さっぱりしていてうまい。醤油があれば尚良いかもしれないが、現地の風習を尊重してレモンやオリーブオイルでも全然イケる。

残念ながらこれまでマケドニアを訪れた日本人の数はヨーロッパの中でも最も低い部類に入りそうだが、行ってみると結構印象深い国である。イタリアやフランスに行ったとしても珍しくないが、「ちょっとマケドニアに行って来た。」なんて何事もなかったかのように言えれば、ちょっと大きな顔もできるかもしれない・・・。

マケドニアの旅はこちら

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