2011年10月18日 (火)

シチリア・マルタ添乗徒然~その2~

Sicilia_fields 本日は第二回のシチリア・マルタ添乗徒然、何を書こうかぼんやり考えてたりしたが、結局落ち着く所に落ち着いた。即ち、また食べ物である・・・。

前回はシチリアの豊かな田園風景や市場について紹介したので、今回はその田園や市場の恵みが実際に食卓に提供される場所、アグリツーリズモの紹介をしたい。食べ物が重なるのは安直かと思いつつも、胃袋には逆らえない・・・。

Agriturismo1 そもそもアグリツーリズモとは何か?
アグリツーリズモは、イタリア語のアグリクルトゥーラ(=農業)とツーリズモ(=観光業)を結合して出来た造語で、農業と観光業の融合を意味する。農家が食事施設、体験、宿泊施設等を提供する事によって伝統的な農家の経営を守りつつ、地産地消やスローフード運動とも密接に結びついて伝統料理の伝播にも貢献している。最近は日本でも同様のコンセプトを展開している農家を見かけるようになったが、イタリアはスローフード運動とともにいち早くこうしたシステムを確立した国である。

という訳で、今回のツアーでもアグリツーリズモでの食事が含まれていた。イタリアの農園は絵になる風景でもある。開放的なアグリツーリズモでの食事はお客様も喜んでくれるので、添乗員としても行くのが楽しい限り。国道から外れてガタガタ道を進む事15分、アグリツーリズモの入口に辿り着いた。辺り一面に広大な農園が広がる。今回訪れたアグリツーリズモは大きな農園を持ち、中庭にガラス張りの素敵なレストランを持つどちらかと言えばモダンなアグリツーリズモであった。あまりに道から外れた所にあるので古い農屋レストランをイメージしていたが、ちょっと肩透かし。でもこれはこれでいい。

Agriturismo2 そしていよいよ食事の時間がやって来る。注意しなければならないのは、食べる前に写真を撮る事だ。これが簡単そうでなかなか難しい。経験ある方もいるのでは?

まず始めに出てきたのが、地元の素材を利用したシチリア島の伝統的な前菜の盛り合わせ。どれも至ってシンプルな料理だが、例外なくおいしい♪個人的にはその中でもグリルしたナスが最高。でもそんな高ぶる気持ちを抑えて冷静にカシャッ。

Agriturismo3 続いてはパスタが出てくる。自家製の麺をこちらもシンプルにトマトソースと合えている。生麺なので乾麺程のアルデンテ感はないが、もちもちしていてどんどん食べられる。ちなみに左の写真は二人前。こちらは少々手を付けてしまったが、形を整えなおしてカシャッ。

そしてデザートはマチェドニアフルーツ。これも美味。美味過ぎてカメラを構えた頃には跡形もなく消えていた・・・。

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