2011年10月 4日 (火)

JATA旅博2011

Tabihaku1 今年も年に一度の旅の祭典JATA旅博(旧旅行博)がやってきた。これまでシルバーウィークの後半に開催されて来たが、土曜の記事で触れたように今年は一週遅れの開催であった。昨日のモンベルフェアーに加えてこの日は当社でもアジアフォーラムを開催していたので行く時間を見つけるのが例年より厳しかったが、たまたま朝社に機材を届けるという用事があったので開始早々の時間に訪れる事が出来た。

今年は過去最大の144ヶ国が出展し、最終的に昨年を上回る11万7千人もの来場者を数えた模様。

Tabihaku_kanagawa このイベントはかつて少数の観光大国が大ブースを連ねていた印象があるが、その時代から現在は多数の国が中小ブースを連ねるようになった。だからこそ出展者が144ヶ国にも上ったのだろう。実際市場においても誰もが必ず行くステレオタイプな旅の時代からそれぞれの人が自分に合った旅を選べる時代になり、こういう中小ブースが並ぶ光景を作り出しているだろう。大なり小なり他業種のこのようなイベントもきっと同じような推移を辿っていると思われる。

Tabihaku_turkey さて、そんな市場の変化を受けて今年顕著だったことと言えば、まず国内の様々な観光地が出展していた事だ。かつては海外旅行と国内旅行の間には一種の垣根があったが、行き先よりも体験を重んじる今、国内外の垣根はほとんど無くなりつつあるのかもしれない。「体験」志向を裏付けるのは、各ブースでの催し物が非常に多かった事からも窺える。ま、旅行情報が誰でも簡単に得られる時代なので、ブースやイベントに来てもらう為には「体験」を提供できる事は不可欠であろう。

Tabihaku_koreaその他ちょっと新鮮だったのが、医療関係の出展も少なからずあった事だ。医療観光はどちらかと言えば日本は受け入れの方が多いが、韓国ブースの美容整形を始め、何箇所か医療施設のブースやコーナーがあった。失礼ながら最もインパクトが強かったのがバンコク病院のブースだ。医師と看護師が来場者を迎えていたが、「旅博」(及びに旅行業)も時代が変わった事を実感せずにはいられない。

Tabihaku_tanzania そしてここでそろそろ毎年恒例の独断と偏見で選んだ印象に残った出展者トップ3を紹介しよう。先のバンコク病院はある意味トップだが、それを抜きにして選んだトップ3の第三位は、タンザニア観光局だ。凝った装飾が並ぶブースの中でとりわけ目立っているという訳ではなかったが、過去の東~中央アフリカのブースは基本壁面と会議机というやや殺風景なスタイルが多かった。それだけにキリマンジャロの巨大なパノラマ写真を壁に配し、装飾にも凝った今年のブースは印象的であった。例年旅行者が訪れている気配はあまりなかったが、今年は誰もが足を止め、キリマンジャロに見入っていたようだ。

Tabihaku_belguim第二位は、ベルギー観光局。毎年洗練されたブースを出展している同観光局だが、昨年も一部実施していたベルギー料理の提供を今年より大々的に展開していた事であった。ベルギービール、ワッフル、アイスクリーム・・・どれもたまらない。が、昼時が迫っていたせいか、あまりに盛況過ぎて食べる事が出来なかった・・・。ま、食べられた方の幸せそうな顔をたくさん見られたので、それで好しとしよう。

Tabihaku_okinawa そして栄えある第一位は、ずばり沖縄のブースだ。数年前まではほぼ海外専門だったこのイベントにも昨年から特にちらほら国内の観光地が出展するようになったが、今年の沖縄は会場でも最大級の巨大なブースだった。内部には熱帯魚の水槽を配置し、県産品も所狭しと並べられ、ひっきりなしに人が出入りしていた。残念ながら現在のユーラシア旅行社には沖縄の商品はないが、これだけのブースを出すのには少なからぬ予算が必要なので、それが報われる事を願いたい。

今回の旅博のスローガンは「旅は世界を元気にする」であったが、その通り地球上の多くの人が旅を通して力を得、その途上の多くの出会いを通してその力をシェアできれば良い。旅行会社社員としてもそんな旅を提供する為に頑張らなければならない。短い滞在だったが、私自身も良い力をもらったイベントであった。

|

ユーラシア旅行社お勧めイベント」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。