2012年1月 6日 (金)

七草粥に寄せて世界のお粥事情をちょっと考えてみた

001 せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ…明日は1月7日、七草粥の日ですね。昨日、スーパーで¥390の七草セットを見つけ、逡巡の末購入しました。七草粥は一説に寄れば中国の風習が日本に伝わったとも。古来より、邪気を払い万病を除くとされていますが、冬場の貴重なビタミン補給でもあったのでしょうね。年末年始のご馳走で疲れた現代人の胃を労わる、絶妙なタイミングでもあります。

002 ところでお粥って、日本に限らず世界のあちこちで見かけます。アジアでは日本と同じような米のお粥を日常的に見かけますが、例えば中国の朝食では日本のより薄いお粥に油条という棒状の揚げパンを浸して食べるのがお決まり。お粥ってさっぱりしたものなのに、油っこい油条を入れちゃうのが信じられない!しかも炭水化物同士!!と思うのですが。一方、米は米でもインドでは牛乳で煮た米粥がポピュラー。お釈迦様がスジャータから寄進されたのがまさにそれ。砂糖がどっさり、場合によっては干し葡萄なども入っていてカルダモンの風味。「お粥」と思って食べなければ結構いける。なおインドでは隣近所でお粥を煮るポンガル祭がありますが、お粥は豊作の象徴でもあるんです。米以外では中国や朝鮮半島では小豆粥や緑豆粥が日常的。ヨーロッパの農家では蕎麦やセモリナのお粥が定番だったそうですし、アメリカではオートミール(燕麦)がポピュラー。ロシアなどの東欧圏ではお粥は「カーシャ」と呼ばれますね。と言っても最近の子どもにはコーンフレークの方が人気だそうです。とうもろこし粥も世界中にあって、アフリカではキャッサバ粉なども入れて作ります。イタリアのポレンタやルーマニアのママリガもお粥といえばお粥かも…
とつらつら考えるとお粥で世界一周できそうです。水分が多いからかさが増えるし、柔らかくて消化にいい。なにより材料も調理も簡単。お粥の良さは万国共通、でもきっとみんな自分の故郷のお粥が一番好きなんだろうなぁ。明日の朝は日本中の家庭で、そのお家の七草粥が炊かれるんですね。ほっこり。(長崎)

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