2012年5月30日 (水)

ドラキュラの生家でランチ?

Dorakyura  19世紀末、社会不安を背景に英国人作家ブラム・ストーカーによって書かれた怪奇小説『吸血鬼ドラキュラ』。実はこの話は、実在の人物がモデルとなっている。彼の名をブラド・ツェぺシュ。ルーマニアの前身となるワラキ公国の独立を守るため、15世紀にオスマン・トルコと戦った英雄だ。彼はなかなか残虐な人格だったらしく、打ち破った兵士の死体を串刺しにしてさらし者にしたことから「串刺し公」と敵に恐れられていたそうだ。そして、ルーマニア語で悪魔を意味する「ドラクラ」の名が付き、元々ギリシア正教世界にあった吸血鬼伝説と合わさって『吸血鬼ドラキュラ』が誕生した。

  

 さて、そんなドラクラ公の故郷が、中世の面影が色濃く残るルーマニアのシギショアラだ。12世紀にザクセン人によって建設された町で、赤レンガの家並みに円形の城壁、石畳の通り・・・とドイツのような町並みがよく残っている。町のシンボルは旧市街からならどこからでも見える時計塔。もともとは見張り塔として15世紀に建てられたものに、17世紀にからくり時計の時計版がついた。その後は牢屋や市庁舎など点々と役割を変え、現在は観光客の注目する場となっている。
 シギショアラの町の中心には、ドラキュラのモデルとなったドラクラ公の生家がある。その建物は、現在改築されて、何とレストランになっている。黄色の壁が印象的なその建物は、『ドラクラ公の生家』というプレートがしっかりとかかっていて、狭い旧市街の中心に建っているのですぐそれと分かる。ドラキュラの生家なんていうくらいだから、何かおぞましい物でも出てくるのだろうか・・・なんていう心配はもちろん要らない。ルーマニアの美味しい家庭料理を提供している。もちろん生き血を吸われることもないのでご安心を。(兼井)

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